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夢の思い出

夢の中の動いてる部屋から

窓の外を眺める。


風景は移り変わり

雪山だったり川の上だったり

グツグツ煮えるマグマの

上を滑るように動いてる

何て事もあったかな。


夢の中で夢の思い出を

辿るのも妙な話しだ。


目覚めようとすれば

出来そうだけれど

夢と分かればなるべく

遊ぶようにしている。


何かから逃げている時も

あった気がする。

結構必死に逃げていて

何から逃げていたのかな。


こう黒い影が人のような感じで

1人じゃなかったな。


凛が考えを巡らせていると

何かに当たったように

動かなくなる部屋。


窓の外を見ると

くすんだ外壁の街並みが見える。


男の姿が見える。


「あ、またアイツだ。」

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