共通ストーリー
若干のギャグ要素が入っている物語です。
それぞれの視点から書いていく予定です。エンディングはその都度変わっていきます。
よさげなタイトルがあれば教えてください……。ちなみに今のこのタイトルの意味は「脱出島」です。
青い空。青い海。
そう、ここは南国の島。そこに、十二人が集められていた。
「……私達はなんでここにいるんだ?」
スズエがため息をこぼす。それにシルヤが「まぁまぁ、いいじゃねぇか」となだめる。
「君は楽観過ぎない……?」
ユウヤが苦笑いを浮かべている。
みんなで自己紹介をするが、有力な情報は出てこなかった。当然だ、気付けばここに連れてこられていたのだから。
その時、ルイスマが現れた。
「皆さん、ご機嫌いかが?」
「いいわけないよねー。何が目的かなー?」
ケイが代表して答える。それにルイスマは「ウフフ」と笑った。教える気はサラサラないらしい。
「今からあなた達には三か月間、この島で生き抜いてもらいます」
「どういうことでしょう?」
「そのままですよ。あぁ、それからここには怪物がいるので、殺されないように気を付けてくださいね」
カナクニが尋ねるが、一方的に伝えて、ルイスマは去っていく。それに呆然としていたが、
「ちょ、ちょっと待ってくれよ!怪物って……!」
マミが慌てだした。つまり、戦闘も必要になってくるということだからだ。
「ふむ。これは困りましたね」
エレンはとぼけ口調で悩む。
「まずは拠点からニャ!ゲームとかで見たニャ!」
フウが言うと、「それがいいかもな」とスズエが頷いた。
そうして、簡易的な拠点を作った後、少し食べてこの日は眠ることにした。