因縁...?
思ったよりも試合数が多い。どんだけ金に困った人が多いんだ((((
「すんごい退屈...((((」
「仕方ないですよ、待ちましょう」
「そーだね...」
数分後...
「まだかなぁ...」
「あと十試合あるようです」
「そんなあるのかぁ...昼ごはん買ってこよ。」
「近くに購買があるようです、そこで買いましょう」
「お、いいね」
さらに数分後...
「ここのポテト美味いなぁ((((」
「私は食べられないので分かりませんが、マスターが満足されてるなら私はそれでいいです」
さらに数分後...
「眠い...」
「...さすがにこれは長いですね。私が起こしますので寝てもいいですよ」
「じゃあ...寝るわ...zzzzz...」
そして...
「マスター、試合ですよ」
「ふぁぁぁ...どのくらいかかった?」
「1時間半かかりました((((」
「いや、長ぇな((((」
「もうすぐ呼ばれるかと...」
すると、サラの言う通り係員がやってきて準備を促した。
...こうして係員がいたり購買があったり、町の中心にあったり。そうなると、人々からしたらひとつのスポーツみたいなものなのだろうか。
なんか僕、同じことを何回も言ってる感じだな。とにかく勝とう...何度もその言葉を頭の中で繰り返し戦いの舞台へと足を踏み入れた
「さぁ、先程は不戦勝で先へ勧めたヴェスペ選手!次こそはいい戦いを見せてくれ!相対するは先程は余裕の勝利を見せてくれた...マッチョマン選手!!」
「へへ、いい歓声だ」
歓声...か。僕にとっては耳障りだ。
応援されても、勝っても...その歓声は僕の世界を邪魔するものでしかない。はっ、また同じことの繰り返しだ。
「よう、ぶちのめされに来たか。いい心掛けだ」
「...君もしつこいね」
「俺の名前をバカにしたお前は絶対にぶちのめす」
この思いは他の人から見たら不思議なのだろうか、僕は名前をバカにされたくらいで怒ることは無い
名前を馬鹿にされる以前に僕は色々なものを失いすぎた。それを嘆くより名前をバカにされた方が全然いいからだ。
その程度で過去のことが拭えるのならば僕は...
「おい、人の話聞いてんのか!またてめぇは...!!」
「...すまない。さぁ、これ以上の御託は無用だ、戦おう」
互いに武器を構えた。そして...司会の合図で試合は始まった。
「うおおおおぉ!!!!」
「なんだ!?あいつは何をした!サラ!!」
「危険です、地面が割れています」
「はぁ!?」
地面が割れた...!?待てよ、確かパワーリングなるものがあったはず。それは確か着けたものの力を何倍にもするとか。
それをつけてるのだとすれば...
「サラ、指輪をやつはつけてるか!」
「ええ、つけてます」
「それを狙え!」
「了解しました、攻撃プログラム実行します」
「ちっ、こいつパワーリングを知ってたか!」
...簡単には割らせてくれないか。ここは戦術で追い詰めるしかないか。
恐らく地面は地割れでボコボコになってるだろう、なんとか利用したい所...
「サラはそのまま攻撃を続行、あいつを陽動してくれ」
「かしこまりました」
僕は付近に転がってる塊を何個か集めた。これを使って...よし、凍らせられる。
あとはタイミングを測ってこれをあいつの足の下へ...しかし、どうやって。目が見えないのにどうやって足をあげさせる?
「オラァ!よそ見してると怪我するぞ!」
「!」
発せられる声から距離を察知してた 僕は攻撃を避けた。パンチ1発1発が殺人級だ...当たらないようにしなきゃ。
「発射...」
「ちっしつけぇな。あのオンボロから倒すとするか!」
よし、サラの陽動がうまくいったようだ。こちらの準備を終わらせよう。
...できるか分からないがやってみるか。我が魔力よ、その力を示せっ!!
地面が凍っていくのがわかる。だんだんと広がっていく感じだろうか。
マッチョマンがこれに気がついたのは地面の半分以上が凍った後だった
「げえっ!?」
観客は思わぬ魔法に大盛り上がりのようで、僕の名前を呼ぶ人も現れてきた。しかし、邪魔だ。声が...邪魔だ
「あの野郎生意気なぁ..っと!?いてて。くそっ、地面が凍って動きにくいな」
「...君は浮いているからいいな。僕は靴を履き替えなきゃならないからね」
「足に高出力の風が出る装置が着いてます。これで私は浮くことができます」
「なんかこう...鉄腕アト○みたいだな((((」




