3.
「はぁー、今日も疲れた……。」
高校生活が始まって受験が終わりのんびりできると思ったら、いきなりテストだの進路相談だの部活だのでへとへとになった体は、ベッドへと一直線に歩いて行った。そういえば今日はログインしていなかったなと『コロロ』を日常の動作の一つのように、慣れた手つきで始める。
はたから見れば中毒だろう。しかし、彼女にとっては唯一楽しめるといってもいいような落ち着ける場所なのだ。
なり民になって半年がたち、いつのまにかロルは書けるようになったし、キャラの設定をメモ帳に大事に残すようになり、今では愛しのキャラは男女や人外合わせて15体ほどになった。雑食だと言っているが、主に戦闘やファンタジーを得意とするようになり、恋愛には時々顔を出すというようにしている。書き逃げは控えるようにし、いつでも謙虚に面白く返答している。沢山のなり民仲間ができ、最初に比べて居やすくなった。
いまは、とある一つの島に迷い込み色んな種族のキャラたちが様々なドアの鍵を探すために、たくさんのエリアを冒険していくというファンタジー×日常のようななりを展開しており、たくさんの方に参加していただいている。まだ、設定投下の段階なのだがそんなことはしょっちゅうだ。