プードル違い
「姫プーお座り!」
思わず姫プーはお座りしてしまいました
あら?私ったら
なんで…
「姫プーお手!」
思わず姫プーは草太にお手をしてしまいました
きゃー私ったら何この貧乏人にお手してんのー
イヤー
姫プーは自分の行動にパニックを起こしました
さらに草太は姫プーに命令しました
「姫プーうっふん!」
!!!???
草太は真帆子さんの方を振り返って勝ち誇ったように言いました
「おたくのプードル、こんな芸するの?」
あ…似てるけどさゆみじゃないの?
そんな…
しばらくの沈黙ののち「…ごめんなさいプードル違いだったわ」と真帆子さんは言いました
「あまりにうちのプードルに似ていたものだから」
真帆子さんはがっくり肩を落としました
「お詫びに姫プーちゃんのトリミングを一回無料でやらせてもらうわ」
「よかったらベットショップ真帆子に連れて来て、だいぶ毛並みがもしゃもしゃしちゃってるから」
「これ私の名刺、裏に地図が書いてあるから」
「ほんとにごめんなさいね」
「姫プーちゃん、またね」
そう言って姫プーの頭を撫でたあと真帆子さんはどこか名残惜しそうにバンに乗り込みました
その姿を草太は冷たく、姫プーは申し訳なく見送りました




