表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/26

ぺちゃんこ姫プー

それは関東地方を震度4の地震が襲った夜のこと

ボロアパートはひどく揺れました


「姫プー!」


草太は慌てて跳び上がり姫プーをお腹の下にかばいました


プチッと草太の下敷になった姫プーの内臓のどれかが弾けました

そう感じるくらい姫プーはダメージを受けました


人間が全体重かけてのしかかって来たのですから

思いっきりボディーブローを食らったようなものです


死ぬ!死ぬ!!


「きゃわっ!きゃわっ!」


ちょっと何すんのよ花沢くん!


「ふんぎゃわおっん!」


「あ…ごめん」


「姫プーを守らなきゃと思ってつい…」


いつの間にか揺れはおさまっていました


命からがら草太のお腹の下から這い出してきた姫プーは草太にお説教しました


この部屋には家財道具がないんだから倒れてくるものなんかないでしょう!


「きゃんきゃん」


「いや、でもさ、このアパート自体が潰れる可能性だってあるじゃん?」


まあ…それはあり得るわね?


それにしてもっ


「きゃん」



挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ