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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

徒然超短編集

遠い未来のお話(二百文字小説)

作者: 神村 律子

 たくさんの女性に望まない妊娠をさせた男が長い逃亡の末、遂に逮捕された。


 男は裁判にかけられ、わずか数日で判決を言い渡された。


「主文。被告人をちょん切りの刑に処す」


 女性の裁判長が氷のように冷たい視線で被告人に告げた。


「いやだあ、いっそ死刑にしてくれェッ!」


 男は泣き喚いた。


「残念ですが、我が国は何百年も昔に死刑を廃止しています。貴方に科せられる最高刑がちょん切りの刑なのです」


 裁判長は無表情な顔で言った。

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― 新着の感想 ―
[一言] はじめは「首でもちょん切るのかなあ」と思いましたが、なるほどそういうことですか。 ちょっと大人な表現ですね。
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