黒紅団の討伐作戦
「「失礼しま〜す」」
「うむ、やっと来たか!!」
「待ちくたびれたわい!!」
「あ、桜雲町の大名様」
「久しいの、英雄よ」
「桜雲町を発ってから一ヶ月が経ったのに全然来ないから死んだかと思ったわい!!」
「ガハハハハハハハハハハハハッッ!!!!!」
う〜ん...............
死んだと思われたんだ私達.................
まぁ、そりゃ桜雲町から神威都まで一週間あれば着くのに、一ヶ月もかけて到着したんだからそう思われてもしょうがないか..................
「ま、そんなことはどうでもいいか!!」
「お主らも旅で疲れてるだろうし、ぱっぱと作戦内容を伝える」
「黒紅団討伐作戦の開始は明後日の早朝五時に始める。集合場所は神威都の南側に位置する碓氷家という大名の屋敷近くだ」
「そしてどうやら、黒紅団と碓氷家は繋がっているようだ」
「まったく、皇帝様の手足とあろうものが.........」
「さて、黒紅団のアジトは碓氷家の屋敷だった」
「そのためまずは、儂らは二手に分かれる」
「1つは屋敷に突入して黒紅団と碓氷家を制圧する班だ。そして、もう1つは屋敷の外を警備する班だ」
「制圧班は主ら冒険者と皇帝様と直属の兵が。警備班は儂が率いる兵と【最強】、そして陽璃という冒険者がやる」
「警備班は周辺の民や建物を守り、そして屋敷から逃げ出てきた奴らの駆除をする」
「制圧班は人質の保護とバカ共の駆除だ」
「無力化して捕まえてくれればそれが一番だが、別に殺っても構わない」
「お主らは制圧班に配属されると思うんが、なるべくバカ共は無力化してくれるとありがたい」
「ま、そんくらいだ」
「あとは、なにかあるか?」
「あの、他の仲間との顔合わせ?とかないんですか?」
顔合わせしないと、誰が味方で誰が敵か分かんなくなりそうだし.........
「うむ、顔合わせは一昨日したのだが.........」
「まぁ、当日に自己紹介でもしておけ」
「は、はぁ............」
当日に自己紹介する時間あるのかな?
いや、それより当日に自己紹介しても覚えられないでしょ............
「ま、それくらいか」
「他にあれば、陽璃にでも聞いてくれ」
「じゃ、また明後日の」
「あ、はい」
そうして、私は部屋を出た




