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ランダムスキルの冒険者  作者: 蝶國堂
東方大陸編
62/211

ヒーローは遅れてやって来る





 

 私、シエラはわんちゃんの助けもありセリナお姉ちゃんを助けに向かっています





 「ワイバーンさんもっと急いでっ!!」




 

 「キュェェェェェェェェェェッ!!!」




 バサバサバサバサバサバサバサバサ……………






 どうやら、ワイバーンさんは人を乗せると飛行速度がかなり落ちるみたいです




 なので、もしわんちゃんも連れて行ってたらワイバーンさんは飛ぶことも難しかったと思う




 もしかしたら、わんちゃんはそこまで考えてあの場所に残ったのかも..............




 わんちゃんセリナお姉ちゃんを助けたらすぐ駆けつけるからね!!





 「あっ!!見えた!!」



 「セリナお姉ちゃーーん!!」


 「ワイバーンさん、降ろして!!」



 

 

 「キュ、キュェェェェ.....................」





 スタッ!!


 


 「セリナお姉ちゃん!!」




 どうやら、セリナお姉ちゃんは気絶しているみたいです



 心臓の音が聞こえるし...........だいじょうぶだよね?





 とりあえず、セリナお姉ちゃんは無事そうだった



 良かった................




 よしっ!



 「ワイバーンさんセリナお姉ちゃんを安全な場所まで運んで!!」





 「キュェェェ............」




 「お願いワイバーンさん!!」

 



 


 「グブォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!」




 しまっ................




 「ギュェェェェェェェェェェェ!!!!!」

 



 グシャァッ………




 「っ!!ワイバーンさんっ!!!」



 ワイバーンさんが大きなオークの攻撃から私を守ってくれた



 私がまた油断したから.........




 「ブヒィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!」




 「ギュェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!」




 グシュゥ……グシァッ………グチャァ………






 「ギュ.......................ギュェ.........................」



 「ブヒィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!」




 グシャァッ………






 わ、ワイバーンさん..........




 ワイバーンさんは棍棒で殴られて、見るも無惨な姿になっていた



 翼はもぎ取られ、内臓は飛び散り、頭は潰され、目玉が飛び出てきた





 「わ、ワイバーンさん......................」




 私が...........私のせいで...................




 よくもワイバーンさんを、よくもセリナお姉ちゃんを!!





 「お前は私が殺してやる!!デカいオーク!!」


 


 「ブフォォ?」





 「魔断剣 シルヴィリオ!!」



 ズバァッ




 「ブヒィィィィィィィィィィィ!!!!」




 その瞬間、大きなオークの腕が地に落ちた






 まずは右腕.............次!!




 「おりゃおりゃおりゃおりゃーーー!!!!」




 ガギィッガギィッガギィッガギィッガギィィィン!





 うそっ!まさか、全部防ぐなんて




 「おりゃおりゃおりゃおりゃぁぁぁぁ!!!」




 ガギィガギィッガギィガギィッガギィィィィ!!!




 

 クソッ!!棍棒は魔力が無いから上手く切れない...


 大きなオークを斬りたいのに上手く流されてる.......




 全部見切られてるんだ




 

 でも、やっぱり棍棒が無ければあんな奴すぐ倒せるのに!!






 「ヴォォォォォォォォォォォ!!!!」




 大きなオークが棍棒を振り降ろしてきた





 クソッ!!



 「魔断剣 シルヴィリオ!!!」






 

 ガギィィィィィィィィィィン!!!!







 「オラッオラッオラオラオラオラオラオラオラオラァァァァァァァァァァ!!!!!!!」







 ガギィッ!ガギィッ!ガギィッ!





 やっぱり、このオーク見切ってる。それに、棍棒が邪魔だ




 「もー!!あの棍棒めっちゃ邪魔ぁ!!」






 「グリュヴォォォォォォォォォォォォォォォォ!」






 「とやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」






 「ブヒィィィィィィィィィィィィィ!!!!」








 ガッギャィィィィィィィィッッ!!!!!




 クソッ!やっぱ、強いよこのオーク!!







 「ヴォ゙ェ゙ェ゙ェ゙!!!」





 ビチャァ............





 「うわっ!?なにこれ?汚なっ!!」





 ゔっ!くさっ!!


 

 なにこれ、腐って熟成したゲロみたいな臭いがする



 うぅ、臭すぎて鼻が痛い!皮膚が溶けそう!目が沁みる!

 





 「ガヴォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォォ゙!!!」 






 「あ!しまっ...................」



 棍棒が目の前にっ....................





 ドゴッォ゙!!






 「グゥッ!!」




 痛っ.................痛い!!





 バキバキボキボキボキボキボキボキ







 「グッ!痛っ..........痛い.....................」




 骨が何本か折れたみたい..........



 痛い.............体が思うように動かない.....................








 「シエラちゃん!!!」 






 えっ?



 「セリナお姉ちゃん!?」







 目が覚めたんだ..............セリナお姉ちゃん大丈夫そうだ................




 「良かった、無事だったんだね..............」


 



 でも、ここは危険だよ!!




 「早く逃げて.........セリナお姉ちゃ...................」













 その瞬間、棍棒が私の体を..........................




 まるで、金床で体を潰されたみたいに.................







 「ブヒィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!」


 





 ドゴォォォォォォォォォォォォォォンン!!









 バキボキボキバキボキボキッバギッゴキッボキボキ







 そして、私の意識は.........................














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