町、到着
私、雨宮 世莉奈は現在崖下にいます。
なんでかって、足を滑らして落ちたから!!
「おーい、お嬢ちゃん大丈夫かーい!」
「はい〜、なんとか無事で〜す。」
こんなふうに、普段運動していない私は山道で疲れてぶっ倒れたり、川に落ちて流れていったり、今みたいに崖に落っこたりしていた。
ちなみに、カイルさんが私のために結界?を張ってくれたおかげで、傷を負うことなくピンピンしています。マジ感謝!!
というか、近くの町まで歩いて4時間しか掛からないのに私が足を引っ張るせいで、半日も経ってもまだ町には着きません………。
「アーハッハッハッハッハ」
「いや〜お嬢ちゃんみたいな子は初めて見たよ!ここまで運動音痴だと、逆に面白いよ!」
「笑い事じゃ無いんですけどね…」
「すいません、私がここまで足を引っ張ってしまって……」
「別に問題ないさ、冒険者なんてやっていたらこんな問題屁でもないさ!」
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え〜、今私達は野宿をしています。私のドジで、完全に日が暮れて真っ暗になりました。
「さて、明日は早いからなそろそろ寝ときな。一応、周囲に結界も張ってあるし大丈夫だよ!」
「それじゃあおやすみ!」
そう言ってカイルさんはどうやら眠ったようだ、こんな寝にくいのになんで寝られるのだろうか……。
不思議な人だ……
星が綺麗だな……
「綺麗だよね星!」
「はい?」
「僕はね、冒険者とは冒険するものだと思うんだよ。こういう、綺麗な景色をみて、いろんな秘境に行って、たくさんの町に訪れて、そうするものだと僕は思う。最近の子たちは魔物狩りして、貴族にヘコヘコして、強さを競い合って、別に良いと思うんだけど冒険者じゃなくても良くないって思うんだよ。やっぱ、こういう景色を見てこそ僕は冒険者なんだよな〜と思うんだよね!」
「悪いね!でも、もしお嬢ちゃんが冒険者になりたいと思うのならそう合って欲しいんだよね。」
「これは、ただの独り言。今度こそおやすみ…」
この人、心でも読めるのかな?冒険者になりたいとは思ったけど………まさか、こんなこと言われるなんて。私は……これからどうしようか………
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おはようございます、朝です……
陽の光が眩しくて、いい天気です。
私とカイルさんは今、町に向かっています。朝ごはんは近くの川で釣って焼いた魚です。骨が喉に刺さって少し痛い……
「お嬢ちゃん、もう少しで町に着くから頑張って!」
「あ、は、はい………」
やっと町に着くのか、この世界の町はどんなふうなんだろう?王都ではどんなふうなのかを見ている暇が無かったからね〜
やっぱ、西洋風の町なのかな?
それとも、この世界独自の建築なのか?
楽しみだな〜
「着いたよ、お嬢ちゃん。」
「辺境都市リュミネール。ここらへんのでは一番大きい町だよ。」
そうして、私達は辺境都市リュミネール、この世界に来て2番目の町に到着した。




