狙う者たちとプニプニ君
はぁ〜
面倒くさい。
僕が人助けなんてらしくない。
僕はスライムを助けることはあっても人を助けることはない。
今回はたまたま恩人に頼まれたから仕方なくやっているけど本当ならセリナをサッサと片付けて帰りたいんだが………。
まぁ、あの人の頼みだサッサと終わらせよう。
「いたぞ!あいつらだ!」
「ようやく見つけぞ!」
「【プニプニ】なぜお前みたいな奴が裏切った!」
「今なら見逃してやる。ソイツを置いていけ!【プニプニ】!!」
「死ねっ!!【プニプニ】」
B〜Cランクが7人か。
この程度で僕を止められると思ってるのか。
舐められたものだな。
「スライムバインド」
ジュルル……
「ぎゃっ!」
「な、スラ……」
ジュルルルルルルルルルルルルルルルル…………
次は…………
「アシッドジェル」
ジュワ…………
ジュワァァァァァァァァァァァァァ……………
「ギャァァァぁぁぁぁぁぁ!!」
「ガァァァ!!」
「痛ぇ………痛ぇ………」
「溶ける……溶けるぅぅ。俺の武器が…………」
「あ……………あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
スライムバインドとはスライムで敵を絡め取って拘束する技。普通のスライムと違いスライムバインドで使ったスライムは粘性が強く、一度付くと僕が解除するまで離れない。更にもがけばもがくほどにスライムが絡まっていき、最終的には捕食される。
もう一つ、アシッドジェルとはスライムから出た酸性の粘液を飛ばして攻撃する溶解攻撃。普段は粘液を飛ばすんだけど、今回はスライムバインドで敵を拘束しているからそのまま粘液を出すだけで相手に溶解攻撃が当たるから楽だった。
まぁ、こんなものかな。
さてと、あの時王族から依頼を受けていた冒険者は僕らを含めて11人。僕とリィちゃんは抜いて9人。
リィちゃんが戦ってる2人と、僕が倒した冒険者が7人。
これで全部か。
「おい、起きろー。いつまで寝てるんだ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とても白い空間。
全てが真っ白だ。
『…………………………………………』
………………?
『………………………………………………………………♪』
『………………………………………………………?』
…………、………………………。
『……………………………おいで…………………………』
うん!
待っててね
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「おい、起きろー。いつまで寝てるんだ」
ハッ!
あれ?寝てた?
「あ、おはようございます」
「やっと起きたか」
「すいません……いつの間にか寝てました」
「って、あれ?リディさんは?」
「リィちゃんは【暴君】と【殺人姫】の相手にしている」
「そうでしたか………………すいません…………私が不甲斐ないばかりに…………………」
「別にいいよ。それより僕はリィちゃんの所に戻るけどお前はどうする?」
「ここにいます。行ったところで足手まといにしかならないですし……………」
「分かった。一応連絡用スライムを置いていくから何かあったらそれで知らせてくれ」
「わかりました」
「あぁ」
スッ
相変わらず早すぎて見えなかった………………
リディさん大丈夫かな?
まぁ、あの人強いそうだし大丈夫か。
しかし、変な夢を見た気がする…………………
アレは一体……………?
「ハァハァハァハァハァハァ……………………」
ん?
誰かいる?
「クソッ!聞いてないぞ!あんな強いなんて!!」
あれ?コイツッ!!
「ん?テメェは!」
「まさかこんな所にいるなんてなぁ!どうやら神は俺に味方したようだ!!そう思わんかぁ?」
ますい!!プニさんに連絡を!!
「『圧殺掌』!!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォォン!!
「キャッ!!」
「ガハハハハハハハ!!どうだ俺の力はぁ!!」
あれ?連絡用スライムがない…………
さっきの衝撃でどっか行っちゃった……………
「さぁて、どうしてやろぉかなぁ」
仕方ない………
魔力は完全には回復してない。魔剣も宿に置いてきた。
でも、この程度の相手を倒せなきゃリリアちゃんを助け出せすなんて夢のまた夢だ!!
いいよ、やってやるよ!!ブッ殺してやる!!




