私は森の中にいます!
私の名前は雨宮 世莉奈。先程、何も分からずこの異世界に召喚されて、追放されてしまいました………。
今現在、町を目指しているのですがどこに町があるのかも分からず、ただひたすらに歩いている状況です。
持ち物は硬くて美味しくない黒パンが一つと金貨が2枚、ポケットに入ってたスマホとハンカチだけ。
スマホの充電は残り21%と少し心もとないし、時計もこの世界の時間と一緒か分からないからあまり期待できない…
周りにあるのも木、木、木、木、木、木、木
まさに、森!!
おかしいな、1時間以上は歩いてるつもりだったのだが。町どころか動物一匹にも会わない……
そう、私は今、自分がどこにいるのか分からない。
いわば、迷子というやつだ……
「はぁぁ……、まぁ、当たり前か…………」
「はぁぁぁぁ……」
ため息が止まらない。特にすることもないし。
「本当にこれからどうしよ………………」
そう言えば、私にはランダムスキル?というものがあったはずだが……
スキルってどうやって使うのだろう?
こういう時は、スキルの名前を言えばいいのかな?
それとも、呪文かな?
「ステータスオープン!!」
特に何も変わらない……
というか、周りに誰もいないよね……
めっちゃ恥ずかしい///
やっぱ、違ったか。兄が言うにはこういう時はだいたいステータスオープンを言っとけばいいとか言っていたが………… やはり、兄は信用ならんな!!
うん、やっぱりここはスキルの名前を言うのがいいかな。
「ランダムスキル!!」
ん?なんか、女性の声が聞こえたような?
あれ、なんか、頭の中に文字が浮かび上がってきた。
『武器作成』?
何だろう?
武器でも作れるのかな?
じゃあ、なんかこうナイフみたいなものをイメージしてこう………ほいっとな!!
なんか疲れたけどナイフみたいなものができた。
なるほど、これがスキルか……
なんか、凄いけど今は要らないかな。
うん、ナイフはしまっとこう……
さてと、スキルについては何となく分かったかな。
イメージしてほいっ的な感じかな。
まぁ、難しくなくて良かったけど、もうちょい良いスキル出なかったのかな〜〜
別に、誰かが襲ってくる訳でもないし……
確か12時間たてばリセットするんだったよね。
じゃあ、12時間後にまたやってみるか〜
この時、私はスキルが使えて少し浮かれていたのかもしれない。まさか、近くにあんな奴がいとは。
私が気付いたのはもう少し先のことだった。
『は?』




