会議2
「冒険者ギルドは、荒くれ者が集まる集団だ。なのに、貴族や王族も利用する大手のギルドだ」
「荒くれ者を王族貴族はそんなに信用しているのか?いや、そんなことはない。では、何故荒くれ者の集団である冒険者ギルドが王族貴族も信用する程の大手となったか.............」
「まぁ、簡単よな。ギルドは冒険者共を操っておるのよ」
「もちろん、全員が全員日々操作されている訳では無い。ただ、ある時は操作されておるな」
「それは、指名依頼の時だ。指名依頼時は絶対に冒険者共が断れないよう思考を操作されておる。まぁ、常日頃から操作されてたら周りが気付くだろうし、そもそもそんな事をやればギルドの上層部がパンクするだろう」
「まぁ、少なくとも指名依頼は王族貴族が使うものだからな、王族貴族の依頼を断られてはギルドとしても困る。だから、冒険者共を指名依頼時は思考を操作して強制させるのだよ」
「そして、王族貴族は絶対に言うことを聞いてくれて替えもきく冒険者共を金を払うだけで使える。もちろん、依頼を聞かないと言うことも無いし、安い金で強い奴を使いたい放題。」
「それが、冒険者ギルドの実態だ」
「あぁ、因みに何故今の【最強】は、私が洗脳を一時的的に解除しているから何とも無い。だが、解除を解除すると...............」
「ま、まぁ【最強】は勇者達は襲いかかるだろう」
「ちなみに、私やエレナ、姉弟子はこの事を知っていて冒険者ギルドに所属している。私達は洗脳を自力で解除出来るからな。冒険者は所属してるとそこそこ便利だから所属してるが、そのメリットも無くなれば入ることも絶対に嫌なギルドだな」
「あと、カイルはそれを知ってギルドを脱退したからなぁ〜」
.................え、マジ?
なんか、超重大なことを聞いてるような気が..........
「ね、ねぇちょっと待って.........」
「でも、王族や貴族に世莉奈ちゃんの暗殺を依頼されたわ。でも、私とプニ君は世莉奈ちゃんを殺さず守ろうとしたわよ?これは、一体............」
あ、本当だ.........
そう言えば、そんな事も.........
「それは、カイルのおかげかな。カイルは弟子を守る為に貴方達2人の洗脳を解除させたと聞いたよ。まぁ、そこら辺はバカイルに聞いてくれ」
「ほぅ、だが我はそんな事知らなかったぞ?」
「我も霊峰皇国の王ではあるのだがな?」
「それは、冒険者ギルドが教会側だからだよ。冒険者ギルドは中立と謳うが実際は上層部は西側寄りの奴らだ。東方大陸の王様になんて、そんな事を教えるはずがないだろう」
「それに、東側や南側の奴らをギルドは敵視している。まぁ、それでもいい顧客だから態度には出さんがな」
「ねぇ、師匠?でも、洗脳されてる感じはしないけど............」
「まったく、ちゃんと聞いておるのかバカ弟子ィ?」
「ギルドは、指名依頼された時しか洗脳はしない。つまり、術式の発動をしない。バカ弟子は魔力の流れだけで魔術を見ておるから身体に術式が刻まれている事に気付いて無かったのだ。術式も見ておかないと一流とは言えんぞバカ弟子が!」
「まぁ、バカ弟子の術式は私の弟子になった時に壊したから洗脳は出来んがな」
「さて、ここまで話したがどうする?」
「バカ弟子や貴方達はどうしたい?」
まさか、冒険者ギルドがそこまで危険だったとわ.....
いや、と言うことはシエラちゃんやリリアちゃんは..............
「あぁ、シエラは安心しろ。私の師匠が解除しているみたいだ。ただ、リリアは分からん。実際に見てみないと何とも言えんな............」
「そ、そうですか.........」
ギルド....、魔王軍....、王国....、教会.....
私はどうすれば............
いや、どうもこうも全部殺せばよくね?
ギルドはリリアちゃんを洗脳する可能性があるし、魔王軍は論外、王国や教会は元勇者の私を狙って来てシエラちゃんやリリアちゃんに被害が及ぶ可能性がある。
うん、全部邪魔だね。よし、殺そう。
「よし!!決めました師匠!!」
「全部、殺しましょう!!障害と成り得る者は全て取り除きます!!!!」
「ガッハッハッハ!!!」
「流石、世莉奈だ!!」
「ふむ、我は旧敵のゼノンの引導を渡しに来た。どうやら、奴は操られているみたいだからな。これ以上ヤツの顔に泥を塗るようなことはさせたくない」
「我は今代の魔王を倒しに来たのだ」
「だが、もうこの際だ!!」
「我も手伝おう世莉奈よ!!共に全てを倒してしまおう!!!!」
お、おう.........
なんか、楽しそうだなこの皇帝さん............
「いいわね♪世界を揺るがす大革命!!」
「私達がそれを起こすなんて楽しみね♪」
「ちょうど、ストレスが溜まってたし私達は賛成よ♪もちろん、世莉奈ちゃんがやるんだからプニ君も一緒にやるわよ♪」
「はぁ〜、面倒くさいけど、確かにストレスの発散と考えれば良いかもね............」
「それに、カイルさんから世莉奈を守れって言われてるし僕は着いてくよ。ただ、僕は魔王軍の相手はして上げるけどギルドや王族、教会までは手伝ってやらないからな!!」
よしっ!!リディさんとプニ君の許可も貰った!!
しかも、プニ君は条件付きだけど二人とも手伝ってくれるみたいだし。
やったね!!
「モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグ..................」
「私は世莉奈お姉ちゃんに着いてくよ。ずぅっと、一緒にいるって約束したし」
「大丈夫、私と世莉奈お姉ちゃん、リリアは強いから!!邪魔者は全部ぶっ壊せば良いんだよ!!!!」
うん!!シエラちゃんは可愛い!!
「俺も雨宮に賛同よ!!どのみち、俺も王国や教会を倒さないと、ずっと追われる身だからな!!」
「邪魔者は倒す!!!そして、恩人との約束の為に雨宮は俺が守る!!」
おぉ〜、期待はしてないけどカッコいい!!
「私はローゼン諸国の騎士だ。だから、ヴェルディア王国や神聖教国ルミエール、冒険者ギルドの事には力を貸せないが、魔王軍の事ならいくらでも力を貸そう」
まぁ、セリシアさんは仕方ないよね。ローゼン諸国の騎士団長が王国や教会、ギルドに手を出したら色々問題が増えるからね.............
でも、魔王軍には力を貸してくれるしありがたいよ
「俺も力を貸そう。操られていたとはいえ人を殺したのだ。せめてもの贖罪として............」
「ねぇ、何を言っているの、みんな?」
「コイツは、玲奈を殺した。操られていた?そんな事は関係ない。そもそも、洗脳だか催眠だか知らないけど、そんなこと確証あるの?そのチビッ子の妄言の可能性もあるでしょ?」
「なのに、なんでみんな信じるの?それより、催眠だとか洗脳だとか関係ないでしょ。コイツが殺したことは事実だよ?」
「王国?教会?魔王軍?ギルド?そんな事どうでもいいでしょ、みんなが今やるべき事はコイツを殺すことでしょう?」
「コイツは人を殺したんだよ?玲奈を殺した..........」
「コイツは玲奈よりも苦しんで死ななくちゃいけないんだ!!だから、お前は苦しんで死ね!!!」
「分かったよ莉央。だけど、今はコイツにも協力してもらうからまだ殺さない。莉央、コイツを殺したければ全て終わってからにしてくれないかな?」
はぁ、どうやら莉央はご乱心のようだ.........
まぁ、玲奈ちゃん?とはこの世界に来てから仲良かったみたいだし、そりゃご乱心にもなりますわな。
私だったら、絶対に殺す。だけど、今はそんな事してる暇ないんだよね。
もし、私の邪魔をしてくる者が親友の莉央だとしても、私はリリアちゃんを助ける為なら親友を手に掛ける覚悟がある。
もちろん、それは私だけじゃ無いかもだけど.........
「何を言ってるの世莉奈?私達はコイツに殺されかけたんだよ?なのに、コイツの力を借りるの?」
「コイツは玲奈を殺した。例えそれが操られていたとしてもコイツが殺したんだ。なら、コイツは死ぬべきだ。」
「ねぇ、世莉奈。貴方が私の邪魔をするなら例え親友だとしても絶対に許さないから。世莉奈でも許さない。殺すよ?」
「へぇ〜、莉央が私を殺す?やってみなよ莉央?」
「その前に私がアンタを倒すから」
その瞬間、莉央が私の首を目掛けて飛び掛ってくる。だけど、私が動くまでも無く私達の間にバカ糞野郎が飛び出して来た。
「さ、西園寺!?」
「貴方も私の邪魔をするのっ!?貴方は世莉奈を恨んでいたんじゃないのっ!?」
「なんで、私の味方をしないのっ!?」
「ご、ごめん。望月...........」
「でも、俺さ........星川に望月のことをお願いされたんだ.........。雨宮にボコボコにされた日の夜中に.......」
「望月は雨宮と衝突する。だから、止めてって......」
「雨宮に協力してあげてって......、だから俺は望月を止めるよ........」
はへぇ〜、玲奈ちゃんは確か未来予知系のスキルだっけ?そこまで、見えてるんだなぁ〜
でも、そこまで見えてても未来は変えれなかったのかな?そうなると、案外使い勝手の悪いスキルなのかな?
「玲奈..........が?玲奈がそんな事を?」
「玲............奈...............」
あら、莉央が放心状態になっちゃった?
ふむ、莉央はちょっと休憩させておこう。
「よし、西園寺!!よくやった、そのまま莉央を適当な所に置いて来てぇー」
「お、おぅ.........」
そんなこんなで、西園寺は放心状態の莉央を連れて行った。
さて、じゃあ師匠とエレナさんは.........
「あぁ、私達はバカ弟子に協力するさ」
「そろそろ、終わらせておきたかったからな.........」
「それとエレナ?アンタ、リリアちゃんのことを大陸級の脅威とか言ってたらしいじゃない?」
「バカイルは一体なんて言っていたの?」
大陸級の脅威?リリアちゃんが?
何を言っているんだ?
「あぁ、あれね。」
「まぁ、聞いた感じまだ覚醒には至ってないから大丈夫だと思ったんだけど、連れ去られたんならちょっと危険かもねぇ」
「さて、みんなの意思は固まったようだしリリアという改造キメラの少女について話しておこうか」
「もちろん、これはカイルが言っていたことだから私に質問はしないでくれよな!」
えぇ〜、200話行きました〜!!!
長かったな〜、ここまで...........
物語的には西方大陸編も半分が終わり、全体的には三分の二が終わったかな?(僕的に)
まぁ、西方大陸・人魔戦争編は後もう戦いばっかだから楽かな?駆け足用意!!行っちゃいます!!
ちなみに、西方大陸・人魔戦争編が終わったら次はようやく北方大陸編です。
北方大陸編は直ぐに終わると思いますが、どうぞよろしくお願いします〜
(まぁ、カイルさんと五悪と少しナニかをやるだけですよ)




