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ランダムスキルの冒険者  作者: 蝶國堂
西方大陸・人魔戦争編
186/211

【龍殺し】





 

 「クソがァッ!!!!」

 「ヴァル!!《業火鱗鎧ごうかりんかい》だ!!!」






 なっ!?

 バカな!!!


 あのビームを耐えているのか!?



 「だったら、スライム達!!」

 「龍の体内に入って、グチャグチャにしちゃえ!!!」



 霧状になっているスライム達を龍の体内に侵入させ、《ゼロ・フォーム》を解除。元に戻ったスライム達で龍の体内から攻撃する!!!

 外が硬くても、中が脆いなら問題ない!!






 「はっ!!」

 「ヴァル!!自らの体ごと、燃やし尽くせ!!」


 「《紅蓮天焼ぐれんてんしょう》!!!!!」





 「グガァ!!!!」






 なっ!?

 自らを燃やして!?

 

 「戻れ、スライム達!!!!」



 クソッ!!

 考えれば、分かることか........

 炎龍なんだから、炎には耐性があるはずだ。体内に入るってなら、自らの体ごと燃やして中にいる敵を倒せばいいんだ。


 





 「さて、エネルギー砲も防いで、体内からの攻撃も防いだぜぇ?次はどんな技を見せてくれるんだぁ?」

 「【プニプニ】よぉ?」







 クソッ.........

 霧状にしていたスライム二匹は龍の自傷攻撃で瀕死に、《スライム・キャノン》に使ったスライムは魔力切れで使えない............

 残りの二匹も結界の維持と僕の身体強化に使っている...............


 仕方ない、あの技を使うか......




 「地の骨よ、姿を変えよ。我が意に応じ、形を成せ――大地魔術グラウンド・シフト!!!」




 奴らの周囲の地面が形を変えて拘束する。

 





 「あ゙ん?次は魔術か?」

 「しかも、ただの拘束系かよぉ......」

 「まさか、この程度の拘束で俺様を捕らえておけるなんて思っちゃいねぇよなぁ?」


 「それとも、技のネタ切れってわけか?」

 「チッ!!まぁ少しは楽しめたんだ、ひと息で殺してやるよ!!!」

 「最後に言い残すことはあるかぁ?」







 「言い残す言葉なんて無いね。だって、先に死ぬのはお前達なんだから」

 「移動用スライム!!僕を結界外へ!!!」





 ぷよぷよ――






 「あ゙ん!?」

 「まさか、あの野郎逃げやがっ...........」

















 その瞬間、結界内は大爆発を起こした


 結界は消え去り、空気が振動し、衝撃波が発生する。

 結界があったところにはバカでかいクレーターが出来ており、その衝撃が物凄いものだったと物語っていた。



 周囲が砂煙に覆われていて、奴らの姿は見えないが多分倒したと思う





 さて、なぜこんな事になったか気になるかい?


 答えは簡単、僕は超高高度より超巨大なスライムを落としただけだ。

 これは、僕の奥義とも呼べる技、《天墜流体ヘブンズ・スライムドロップ》。


 一応、この手は最後まで取っておきたかったが.........



 この技は、超高高度まで飛ばしたスライムが、自重、体積、圧縮魔力を極限まで高めた状態で自由落下し、落下エネルギーをそのまま殲滅力に変える広範囲破壊技。

 メリットは強いことなんだけど、デメリットは近くに仲間がいると巻き込む恐れがあることと、命中精度が低いことだ。


 だから、基本的に僕は使わない技だ




 まぁ、今回は近くに仲間がおらず、なおかつ結界内の敵の殲滅だから出来たことだ。


 結界を円柱型にして上まで伸ばし、超高高度にいるスライムの落下地点予測に利用。

 そうすることで、命中率を上げて奴らを仕留める事が出来た。



 そして、スライムは落下ダメージが無効のため、スライムを失わずに敵だけ殲滅できる。



 コストが低く、広範囲を破壊することが出来る技。

 こんな、便利な技はないよね




 ん?なになに、手元にいるスライムは全部使えなかったんじゃないのかだって?

 あぁ、“手元”にはいなかった


 手元には、ね。



 手元にはいなかった。だけど、結界外にはたくさんいたんだよスライムが。

 そして、《天墜流体ヘブンズ・スライムドロップ》に使用するスライムは戦闘用スライムじゃなくてもいいんだよ。


 なんせ、スライムには落下ダメージがないからね。

 超高高度にさえスライムが辿り着けば後は自由落下するだけで、広範囲破壊技になる





 さて、コッチは終わったし世莉奈を探しに行こ.........

 











 「おいおい!!どごいぐんだぁ〜?」

 「ったく、痛えじゃねぇが!!!!」


 「ゴホッ.......、しかし予想外だったぜ、あの技は!!」

 「おかげで、炎龍ヴァルは俺様を庇って瀕死だ」

 「龍が一撃でやられる技だ。ヴァルが全エネルギーを使って俺様を庇って貰わなかったら、俺様は死んでいたぜ!!」


 






 「流石、Sランク冒険者はしぶといね」

 「だけど、もう炎龍に頼れないんだろ?」

 「君がさっきの瀕死だって言っていたからね」


 「僕の勝ちだ。せっかく、見逃してあげようと思ったが仕方ない.........」 

 「悪いが、死んでもらう!!!」









 「おいおい、俺様がいつから炎龍ヴァルだけしかいないと言ったぁ?」

 「《龍軍召喚ドラゴン・レギオン》!!!!」


 「さぁて、第二ラウンドの始まりだぜぇ?」

 「お前は、コイツらを相手にどんだけ持つかなぁ?」







 し、しまった..........

 油断した!!


 コイツは炎龍ヴァルしか使役していないと、勝手に判断していた!!

 クソッ!!コイツはコレでもSランク冒険者だって事を忘れていた!!


 しくった、僕の判断ミスだ...........





 水龍に雷龍、氷龍、風龍、土龍、闇龍、光龍.........

 まだまだ、たくさんいる.........


 無理だ、僕が万全な状態でも龍を3体までしか相手出来ない............

 敵の数は、およそ数十匹........


 もしかしたら、まだ奴が召喚していないかもしれないが..........

 もし、そうだとすると僕は.............




 クソッ!!どうする?逃げるか?


 何処に?逃げれる訳がない!!

 それに、僕が逃げたとしても世莉奈達が次は襲われる!!!!


 なら、僕が少しでも時間を稼ぐ!!

 世莉奈達が少しでもココから、離れられるまで!!





 周囲の兵士達の避難は完了した!!





 「みんな!!!行くよ!!」

 「世莉奈達の為に少しでも時間を...........」









 全ての龍がブレスを放つ.........

 僕はそれを避けきれなかった...........


 不覚にも見惚れてしまったんだ.........







 あぁ、綺麗だ.........と...............

























































 「まったく、世話が焼けるなぁ」


 「アリアも陽璃も師匠も何してんだか?」

 「ったく、今回は貸しだからな、ばカイル!!」









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