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ランダムスキルの冒険者  作者: 蝶國堂
西方大陸・人魔戦争編
185/211

スライムvsドラゴン








 僕の技と【龍喚の至帝】の技が衝突し、世莉奈達は吹き飛んでいった


 ちょっと手荒だったけど、まずは世莉奈達を逃がすことに成功だ

 次は【龍喚の至帝】の足止めか............



 まったく、骨が折れる


 まぁ、スライムに骨はないけどね






 いつだったか、僕の大恩人であるカイルさんから聞いたことがあったな。

 Sランク冒険者について...........




 Sランク冒険者とAランク冒険者。ランクは1つしか違わないのにその差は歴然。


 Aランク冒険者は天才の中のさらに天才の集まりなのに対し、Sランク冒険者は化け物の集まり

 Aランクが人族の最高なら、Sランクは人外


 それほどの、レベルの差がAランクとSランクにはある



 Sランクは大都市を滅ぼす程の脅威を対処可能と言われているが、それはSランク冒険者の中でも最低ラインだ

 Sランクでも、【最強】や【歩く魔導国】なら大陸を滅ぼすレベルの脅威でも退けられるとカイルさんは言っていた


 本当になんで僕はそのSランクを相手にしようとしているんだろう..........



 カイルさんに頼まれたから?

 世莉奈達が大切だから?

 僕が犠牲になれば良いと思ったから?



 わからない、多分全部そうかな.........

 

 



 カイルさんには、化け物と、魔物の子と呼ばれ虐待、迫害されていた僕を助けてくれたから.........

 魔物に好かれすぎて、自分の故郷を滅ぼしてしまった僕だから............

 そんな僕に親しくしてくれた世莉奈達を............




 ふぅ.........





 まったく、面倒くさい










 「チッ!!アイツら逃げやがったなぁ!!!!」

 「まぁ、いい!!!」


 「アイツらよりも良いオモチャがいるしなぁ」

 「Aランク冒険者【プニプニ】。てめぇはDランク冒険者時代に竜との戦いで街を1つばかり滅ぼした野郎だったよなぁ」

 「おもしれぇ!!!俺様の道を塞ぐなら、俺様達のオモチャとなって死ねぇ!!!!!」








 「はっ!!」

 「イヤだね、オマエだけ死ねよ」


 「僕はAランク冒険者プリム・ジェリー!!!」

 「カイルさんに憧れる、ただの少年さ」






 「そうかぁ!!!」

 「俺様の邪魔をするなら死ねぇ!!!!!」







 さてと、とっとと終わらせる!!

 まずは、ここから逃さないように............


 「《プリズン・ドーム》!!!!」



 周囲に円柱型の大結界を張る






 「あ゙ん?なんだ?」

 「結界か?」


 「なるほどなぁ、そんなに俺様と遊びたいのかぁ!!!!!」 

 


 「なら、とことん遊んでやるよ!!!!!」


 「いけっ!!炎龍ヴァル!!!!」

 「《地獄火柱ヘル・ピラー》!!!!!」







 「くっ!?」


 また、さっきの技か!!!

 地面から連続して火柱を発生させる技!!

 

 熱っ!?

 当たってなくても、肌がヒリヒリする!!


 流石、龍の技だね。本当に戦いづらいよ......




 「《スライム・オーバークロック》!!!!!」


 《スライム・オーバークロック》とは、スライムの力を使って、自身の魔力循環を爆発的に加速させ、攻撃、防御、速度を一時的に上昇させる技だよ








 「チッ!!ちょこまかとウゼェなぁ!!!!」

 「薙ぎ払え!!!《紅蓮翼撃》!!!!」




 炎を纏った、龍の翼が僕達を襲う





 「くっ!?」

 「熱っい............!!!!」


 攻撃が当たっている訳じゃないのに、熱風が僕の肌をジリジリと焼き付ける


 長期戦だと、僕達が不利

 短期決戦、速攻で炎龍を仕留める!!!

 


 いま、僕の手元にいる戦闘用スライムは全部で5匹。

 その内の一匹は、《スライム・オーバークロック》に使用していて、もう一匹は《プリズン・ドーム》の展開に使っている。

 残りは3匹。


 一応、結界の外にスライムがいるけど怪我人の救助や手当てに使っている。

 だから、外のスライムは使えない。



 僕はこのスライム達で、Sランク冒険者を倒さないといけない............

 無謀だな............






 「おらおらぁ!!!攻撃の手が止まってんぞぉ!!!!」

 「いけっ!!《地獄火柱ヘル・ピラー》!!!!」







 また、あの技!!!

 仕方ない!!

 

 「《多層防御マルチレイヤーシールド》!!!」







 「また、防御かよ!!!!」

 「防御しているだけじゃぁ、俺様は倒せねぇぜ!!!」


 「それにお前、そろそろやばいだろ」

 「お前の張った結界と俺様の技のせいで、結界内の気温が上がり続けてる」

 「このままじゃ、てめぇは蒸し焼きだぜ?」 


 「俺様は龍の加護があるから、問題ないがてめぇはそうもいかねぇだろぅ?」

 「さっさと、結界をといたらどうなんだ?」







 確かに、結界を解けば楽になれるけど............


 「嫌だね!!結界解いたら、お前が皆を襲う。そんな事はさせないよ」



 カイルさんに任されたんだ............

 それに、世莉奈達は僕の仲間だ!!!!


 「絶対に世莉奈達を守る。そう決めたんだ」

 「だから、お前の忠告なんかいらない」


 「余計なお世話だ、クソ野郎!!!」






 「そうか、だったら焼け死ね!!!!」

 「いけっ!!!《紅蓮天焼ぐれんてんしょう》!!!!!!!」







 「みんな、いくよっ!!!!!」

 「アイツを押し潰せ!!!《キングズ・オーバーフロー》!!!!!!!!」



 二匹のスライムが、体積を一気に増加させて巨大化する。

 巨大化すると龍の攻撃が当たっちゃうけど、やるしかない!!!!


 ごめん、スライム達.........

 痛いかもしれないけど、我慢してね!!!







 「なっ!?」

 「どこまで、大きくするつもりだぁ!!!!!」






 スライムの巨大化は、止まらずドンドン大きくなっていく


 




 「ガッ!?」



 「ギャァ!!!!!」





 そして、奴らを結界の縁まで押しやり、押し潰す!!!!


 「いけっ!!!押し潰せぇ!!!!!」






 「ガァッ!!!!結界を展開したままだったのは、そういうことだったのか!!!」

 「グガァァ!!!」




 「ギャァァァ!?!?」

 「グギャァァァァ!?!?!?!?」





 奴らはスライムと結界の間に押し潰される寸前だ

 体はミシミシと悲鳴をあげ、時折ボキボキなっている


 ちなみに、僕はスライムの体内にいるから無事だけど...............






 「て、てめぇ!!!!」

 「スライム風情が調子に乗りやがってぇ.........」







 「スライム風情?」

 「フンッ!そのスライム風情にやられそうなのはどこのどいつだ?」


 「ねぇ、Sランク冒険者さん?」




 いける!!!このまま、押し潰せば!!!







 「クソガァッァァ!!!!!」

 「ヴァル!!!こんなスライム食っちまえ!!!」






 「ガウッ!!!」






 龍が僕のスライムを食べ始める



 クソッ!!スライムが.........

 「仕方ない、ビッグスライム達!!!《ゼロ・フォーム》だ!!!!」


 スライム達を液体状にして、さらに霧の状態にする技

 攻撃力が無くなるが、一切の攻撃を無効化する






 「あん?なんで、術を解いた?」

 「もう少しで、俺様を倒せそうだったじゃないか?」


 「まさか、スライムが殺されそうになったからか?」

 「はっ!!バカかよ!!」

 「俺様を倒すチャンスを無駄にするとわなぁ!!」







 「うるさいなぁ、黙れよ」

 「《スライム・キャノンホーム》!!」


 スライムの肉体を砲台化させ、内部の魔力を圧縮射出する高威力の一撃。

 今は、二匹のスライムが霧状になっている。


 この一撃を放てば、砲台化したスライムは一時的に使用不可となる。

 そしたら、残り二匹.........

 次の手は放ってあるが、これで勝てるとも思えない。


 だから、決める!!狙いは龍.........

 いや、【龍喚の至帝】の方を狙う!!!



 「出力最大、照準固定!!」

 「全てを貫け!!《スライム・キャノン》!!!!」






 閃光と同時に、轟音が鳴り響く

 巨大な魔力砲が地を穿ち、敵は塵と化す


 その一撃は竜をも、消し飛ばす!!






 「クソがッ!!」

 「俺様を守れ!!炎龍ヴァル!!!!」




 「グァッ!!!!」






 僕達と奴との間に龍が入り込み、ビームを自らの体で受け止める


 チッ!!しかたない、だったら龍ごと貫いてやる!!!



 「撃ち抜け!!!!!《スライム・キャノン》!!!!」




 






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