漆黒の剣帝 ゼノン
危なっ!!!
どうも、世莉ぃぃぃぁ奈です!!!
ヤバい、コイツとの剣技の差があり過ぎて私の攻撃が当たらない!!
まぁ私、剣士じゃないからしょうが無いんだけど......
いや、ヤバいなコイツ...........
私の作る、《魔力刀》がポキポキと折られていく......
なんか、心もポキポキ折れてる気が...........
てか、読み違えたわコイツのこと
さっきの、魔術が凄すぎて魔術師だと思ったんだけど、全然違ったわ!!
むしろ、剣術がヤバい!!
なんか、分かんないけどヤバいよ!!!
剣の素人でも、絶対に相手にしちゃいけない雰囲気を感じる............
ソレ、結構ヤバくない?
という訳で一旦、離れて.........
「《魔力扇子》、からの《魔力桜》!!!!!」
私が、本気で魔力から作り出した花びら(およそ一万枚以上)を敵に放つ!!!!
「ほう、美しい技だ.........」
「だが、この程度の技で私を倒せると............」
「《魔力桜・百花繚乱》!!!!」
「くっ!?」
「なんだ、この量は!!」
《魔力桜・百花繚乱》とは、魔力桜をただただいっぱい出す技です。いつもより、数倍の数を出しています!!
「さ〜ら〜に〜!!!」
「《魔力桜・満開》!!!!!」
数万枚の花びら全てが、開花する.........
「ガッ!?な゙んだ!?」
「なんだ?花びらが爆発したのか?」
チェッ!!やっぱ、そこまで効かないか!!
じゃあ、次は.........
「鬱陶しい!!!」
「ふんっ!!《深淵裂破》!!」
魔力桜が吹き飛ばされたぁ!?
数万枚の花びらが一撃で.........
「そ、そんな.........、バカな............」
「あの数を一瞬で............」
「美しい技ではあったが、そこまでだったな」
「さらばだ、弱い者よ.........」
「クソォォ!!!そんな、まだ死にたくないよぉ!!」
「まだ死にたくない!!まだ死にたく............」
「もういいよ、世莉奈」
「準備は万端だよ」
「遅いよプニ君!!」
「まっかく、時間稼ぎはもう懲り懲りだよ.........」
本当に、もう懲り懲りだ.........
わざわざ、威力の弱い《魔力桜》で攻撃するなんて............
大量の《魔力桜》で、相手の視覚と魔力感知を塞ぎプニ君の準備を隠す。まぁ、最初に私とプニ君で来たんだからプニ君がいることはアイツも知ってると思うけど...............
「さて、大分時間をかけて溜めた技だ」
「一撃で殺す」
「ほう、あれは囮だったわけか.........」
「面白い、受けて立つ!!!」
「そ、なら僕の技に打ち貫かれて死ね!!!」
「《ゲル・インフィニティランス》!!!!!」
ゲル・インフィニティランスとは、スライムの液体を螺旋状に圧縮し、貫通特化の一撃を発射する技。
Aランク冒険者である【プニプニ】が持つ、対人用最強の技!!
どんなに、硬い人でも貫かれる貫通技だが..........
「ほう、これは確かに当たればタダじゃ済まないな............、当たればだが...........」
「..................《黒星墜刃》!!!!」
ガッ――
二人の技が衝突した瞬間、プニ君が一方的に吹き飛ばされた...............
「えっ?」
あれ?なんで、プニ君があんな所に?
さっきまで、ヤツの目の前に...................
そんな、バカな..........
Aランク冒険者の対人最強技だよ!?
ソレ食らって、無傷のアレはなんなんだよ!!!
「ふむ、所詮はこんなものか............」
「確かに、当たれば脅威だった..............」
「だが、当たらなければどうということはない」
「私はただ、奴の技を反らして、私の技を掠らせただけだ」
「それなのに、奴は吹き飛んだ.........」
「弱い!!神威ならこの程度の攻撃をへともしなかったぞ!!!!!!」
「お前達も、神威と同じ種族なら我を倒すことなど余裕だろう!!!!」
「なぜ、出来ない!!!!なぜ、我を倒せない!!!」
「なぜ、我を...............」
「うるさいなぁ!!!!」
「神威、神威、神威って、誰だか知らないけどそんなに殺されたいなら私が殺してあげるよ!!」
見た感じプニ君は失神してるだけで、怪我はない。
それに、周囲に誰もいないね.........
「貴様が我を殺すだと?」
「笑止千万!!貴様如きが我を倒そうなど、天地がひっくり返ってもありえぬわ!!!!」
「そうと分かれば、そこの奴を連れて逃げろ!!」
「神威を連れて来い!!!!」
「そして、我を殺してくれ!!!!」
「アンタの名前は?」
「我の名は、【漆黒の剣帝】にして先代魔王、そして魔王軍四天王のゼノンだ!!!!」
「さぁ、早く行け!!!我の気が変わらぬ内にな!!!!」
「そう?アンタも私の気が変わらない内に尻尾巻いて逃げなよ」
「じゃないと、本気でやっちゃうよ?」
ま、本当はやりたくないんだけど..........
はぁ〜、せっかく貯めたエネルギーを切り崩すのか............
まぁ、良いよね!!勿体ないけど!!!
「ふん!!虚勢を張ったところで意味はないが......」
「仕方ない!!我の本気の一撃を見せてやる!!!」
ゴウッ――
おっと、魔力が引き寄せられる............
これが、ヤツの本気か............
確かに、コレは凄いな...............
ソレは、天にも届く程の高密度の魔力柱.........
いや、魔力の剣か...............
この一撃が来れば、私はおろかローゼンブルクも巻き込まれるだろう
それは、マズイ!!!
ローゼンブルクには、シエラちゃんやリリアちゃん、リディさん、リリアちゃんの両親、ナリアちゃんがいるんだ!!!!
「ほう、コレを見ても怖気づかぬか.......」
「良いだろう、その度胸を認め、我が一撃で消し飛ばしてくれる!!!!!」
「滅っせよ!!《魔王終剣・世界断滅》!!!!!」
「世莉奈お姉ちゃんを傷つける者は、許さないにゃ!!!!!!」
「朱神威流《神威・朱天煌》!!!!!」
えっ!?
シエラちゃん!?
ヤツの技が振り下ろされる直前に、シエラちゃんが降り立った.........




