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ランダムスキルの冒険者  作者: 蝶國堂
西方大陸・人魔戦争編
173/211

闇夜に紛れ








 ローゼンブルク近くの森で.........










 「ゼノン様、準備が整いました」









 「そうか............」



 今回の人魔戦争で、人族側の戦力に強い奴はいなかった...............

 いや一人、小さな魔術使いが強かったな

 



 だが、それも俺に敵うほどの相手では無かった




 弱い...........


 それに今代の勇者は、まだ子供だと言う............

 一昔前の勇者だったら、この程度の脅威は簡単に退けられたはず................





 今まで、魔族が人魔戦争に勝利した事は数回しかない。その勝利も勇者がいない時だったり、人族の仲間割れなどが勝利の要因だった



 しかし、今回は勇者もいて、人族同士の争いもない

 なのに、人族は我々魔族に押されている.........


 やはり、盛者必衰か..........





 この程度じゃ、私を止めてくれそうにないな.........


 神威 剣真なら、或いは............





 いや、それも無理な話か............

 奴はもう歳だ。それに、奴の拠点は東方大陸だ。しかも奴は一国の長。そう簡単にここに来れるとは思えん


 奴がここまで、来るとは思えん............




 今の時代に、私を止められる奴はいないのか?

 いや、私だけじゃない。歴代の魔王や魔王幹部も今代の魔王様によって復活を果たした


 私を止められた所で、意味はないのだ..........



 私を倒しても、また魔王様によって復活する




 殺されても、復活する..........


 今代の魔王様を倒さぬ限り...............

 





 誰かいないのか.........



 頼む、誰か止めてくれ.............










 誰か..................
















 「ゼノン様?どうかされましたか?」








 「いや、何でもない.........」

 「では、出発するぞ!」


 「ローゼン諸国の大都市。ローゼンブルクへ」

 「今宵の内に森を抜け、日の出と共に落とすぞ」










 「「「「「「おぉっ!!!!!」」」」」」









 夜中の森の中で、刻一刻と魔族の軍勢が近づいていた........









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