魔族
ローゼンブルクへの道のりで.........
「ん?」
「にゃ?どうしたにゃ、世莉奈お姉ちゃん?」
「いや、なんか......」
あ、どうも雨宮 世莉奈です
私達はいま、ローゼンブルクを目指して移動中です。
その道中で私はナニか変わった気配を感じました
まぁ、気配というより魔力なんですが.........
「なんだろう?少し変わった魔力が来ますね」
「あら、そう?」
「私はわからないわね?」
「プニ君なら、わかるかしら♪」
「この感じは魔族だね......」
「でも、なんでこんな所に?」
「魔族は基本、魔族領から出ない種族だったはず......」
へぇ〜、これは魔族なんだ
魔族か.........
確か、黒紅団の奴らも魔族だったよね
それに、私が召喚された理由も魔族だし......
なんか、魔族って私の人生に結構関わってくる種族だよね
まぁ、本人達はそんなつもりないだろうけど.........
「あ、もう直ぐ魔族と接触します」
「わかったわ♪一応、警戒していてね♪」
ガサッ――
「ん?いたぞっ!!!」
「人族だ!!殺せ!!!!」
「よせ、相手は女と子どもだ!!!」
「所詮は人族だ!!!友の仇だ!!!」
「死ねぇっ!!!!」
ん?なんか、殺意マシマシなんだが.......
私達、なんかしたっけ?
「相手は5匹、一人一匹お願いね♪」
「「「はいっ(にゃ)!!」」」
「じゃあ、さっそく♪《パラライズニードル》!!!」
「《スライムバインド》」
「猫パ〜ンチ!!!!」
「キメラ、アタ〜ック!!!!」
「世莉奈の右ストレートパ〜ンチ!!!!」
「ギャッ!?」
「ヒィやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ボキッ!!!
ゴキッ!!!
「ゴフッ!!」
よしっ!!お掃除完了!!
それにしても、魔族よわっ!!
私の、強化なし右ストレートであっさりやられちゃったよ
あまりにも、弱かった...........
いや、これまで私達が相手してきた魔族達が強すぎたのもあるんだろうけど............
しかし、今の私達ってどれくらい強いんだろう?
流石に、Sランク冒険者程はないけどAランク冒険者くらいならいけるんじゃ?
「まったく、バカなのか君達は.........」
「なぜ、殺すまでやったんだ.............」
「リディちゃんもだけど、やり過ぎると情報が抜き出せないだろ」
「僕みたいに、無力化すればいいものを.........」
ナンカ、オコラレタ.........
いや、そもそもいきなり襲って来た相手をやり過ぎずに無力化って結構大変だよ!!!
なんせ、相手の力量を測り間違えたらコッチが殺られるんだから!!!
まぁ、でも確かにそういうのも大切だよね
プニ君は、スライムで相手傷付けずに拘束してる
リディさんも、相手が気絶してるけど傷付けず拘束出来てる
ソレに比べて、私達は..........
シエラちゃんの相手は、首が捻じれてるし.........
リリアちゃんの相手は、腕や足があらぬ方向にいき、内臓と骨が飛び出てるし............
内臓がないぞう!!!!
私の相手は、粉砕骨折くらいかな?
痛そ〜
「まぁ、いいじゃないプニ君♪」
「一人二人残せば後はいらないわ」
「さ、さっさと情報を抜き出してローゼンブルクへ行くわよ♪」
「はぁ〜、まぁいいや..........」
「じゃ、抜き出しはお願いねリディちゃん」
「えぇ、任せてちょうだい♪」
「なにせ近頃、私ぜんぜん活躍してないからね♪」




