世莉奈
「はぁ、はぁ、はぁ、私がもう一人?」
痛い......
私の中にあるナニかが、抜けていく.........
「なぜだ!!」
「なぜ、私がもう一人いる!!」
「お前は誰だ!!!!」
「私は雨宮 世莉奈」
「私はあなたで、あなたは私だよセリナ」
は?なにを言ってる?
わからない、なんなんだよいったい............
私はただ、紗月に会いたいだけなのに............
「ごめんね、セリナ」
「私もアナタと同じ、紗月に会いたいよ」
「だけどね、セリナ」
「紗月は私達が殺したんだよ」
「私達のせいで、紗月は死んだんだよ」
「あっ」
あぁ......
ああぁ......
ああああぁ......
ああああぁぁぁぁ......
ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!
あぁ........
そうだった.........
そうだったね............
もう、紗月はいないんだったね............
「セリナ、もう終わりにしよう」
「戻っておいで私の中に.........」
「帰っておいで私の中に.........」
「ねぇ、世莉奈」
「ありがとう、思い出させてくれて」
「この記憶は忘れちゃいけないものだった.........」
「シエラ、リリア」
「酷いことして、ごめんね」
「ありがとう、世莉奈」
「わたしを殺してくれて」
「妖刀 禍ノ陽」
あぁ、私が戻ってゆく
私がわたしへ帰る
「ただいま、わたし.........」
『させないよ、物語はまだまだ始まったばかりさ』
なんかさぁ〜、本当は魔王と勇者の事を書こうと思ってたのに、いつの間にか世莉奈とセリナの事を書いてた
なんで世の中、予定通りに行かないんだろうか?




