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ランダムスキルの冒険者  作者: 蝶國堂
西方大陸・人魔戦争編
129/211

西方大陸のどこかで











 「まったく、今代の魔王と来たらポンポン死人を蘇らせる」


 「この世のバランスが崩れると、そうは思わない?ねぇ、そうは思わない?ディラちゃん」






 「知らねぇよ、カルナ姉ちゃん」


 「私は黒紅団から何も得られなかったせいで、腹の虫の居所が悪いんだ」







 「あぁ、そう言えばそうだった」


 「貴方達は東の大陸に行ってたね。バンちゃんやネムちゃん、アムちゃんも機嫌が悪かった」







 「ん?あぁ、バンやネムロスは知ってたがアムの奴も来てたのか」







 「えぇ、またカイル君を追っかけてるみたい」


 「アムちゃんもいい年なんだから、そろそろ辞めて欲しいんだけど............」






 「嘘つけ、カルナ姉ちゃん」


 「どうせ、何とも思ってねぇだろ姉ちゃんは」



 「相手を殺すか、生かすかしか考えてない姉ちゃんが、妹達のことなんか何とも思ってねぇだろ」






 「そんな事ないわよ。私はお姉ちゃんなんだから妹達の将来を心配してるのよ」


 「私が死んだら、貴方達ちゃんと生きていけなさそうだもの」






 「んなことねぇよ。それより、どうすんだよ今代の魔王と勇者共は」


 「今代の勇者共は群れてて、面倒そうだが.........」



 「どうすんだ?殺すかのか?それとも.........」







 「別に?何もしないけど」


 「前回の人魔戦争に干渉し過ぎたせいで、私達は世界中から指名手配を食らって、動きづらくなったし」


 「それに、今代の魔王や勇者共は雑魚ばっかだし。私達の目標の邪魔にはならないから問題ないかな。ちょっと、魔王がウザいくらい」



 「あと、今日ディラちゃんを呼んだのは他でもない、妹達を集めてほしいからよ」







 「はぁ?それはまた、なんでだ?」






 「北方大陸にある霧氷皇国を潰しに行く」

 

 「アイツの意識が消えたから、潰しに行くチャンスだよ」







 「はっ!!なるほどねぇ」


 「確かに、あの【眠り姫】がいないなら、今は双子の片割れ【氷の姫】だけってことか」



 「分かったぜ、カルナ姉ちゃん。数百年ぶりの全員集合だ」






 「そうね、個別にならみんな会っているけど、姉妹の皆が集まるのは久しぶりね」


 「前回の人魔戦争以来かな?」



 「じゃ、よろしくねディラちゃん」


 「半年後に氷霧皇国で会いましょ。そういえば、丁度あの双子の生誕祭だったかしらね半年後は」










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