西方大陸のどこかで
「まったく、今代の魔王と来たらポンポン死人を蘇らせる」
「この世のバランスが崩れると、そうは思わない?ねぇ、そうは思わない?ディラちゃん」
「知らねぇよ、カルナ姉ちゃん」
「私は黒紅団から何も得られなかったせいで、腹の虫の居所が悪いんだ」
「あぁ、そう言えばそうだった」
「貴方達は東の大陸に行ってたね。バンちゃんやネムちゃん、アムちゃんも機嫌が悪かった」
「ん?あぁ、バンやネムロスは知ってたがアムの奴も来てたのか」
「えぇ、またカイル君を追っかけてるみたい」
「アムちゃんもいい年なんだから、そろそろ辞めて欲しいんだけど............」
「嘘つけ、カルナ姉ちゃん」
「どうせ、何とも思ってねぇだろ姉ちゃんは」
「相手を殺すか、生かすかしか考えてない姉ちゃんが、妹達のことなんか何とも思ってねぇだろ」
「そんな事ないわよ。私はお姉ちゃんなんだから妹達の将来を心配してるのよ」
「私が死んだら、貴方達ちゃんと生きていけなさそうだもの」
「んなことねぇよ。それより、どうすんだよ今代の魔王と勇者共は」
「今代の勇者共は群れてて、面倒そうだが.........」
「どうすんだ?殺すかのか?それとも.........」
「別に?何もしないけど」
「前回の人魔戦争に干渉し過ぎたせいで、私達は世界中から指名手配を食らって、動きづらくなったし」
「それに、今代の魔王や勇者共は雑魚ばっかだし。私達の目標の邪魔にはならないから問題ないかな。ちょっと、魔王がウザいくらい」
「あと、今日ディラちゃんを呼んだのは他でもない、妹達を集めてほしいからよ」
「はぁ?それはまた、なんでだ?」
「北方大陸にある霧氷皇国を潰しに行く」
「アイツの意識が消えたから、潰しに行くチャンスだよ」
「はっ!!なるほどねぇ」
「確かに、あの【眠り姫】がいないなら、今は双子の片割れ【氷の姫】だけってことか」
「分かったぜ、カルナ姉ちゃん。数百年ぶりの全員集合だ」
「そうね、個別にならみんな会っているけど、姉妹の皆が集まるのは久しぶりね」
「前回の人魔戦争以来かな?」
「じゃ、よろしくねディラちゃん」
「半年後に氷霧皇国で会いましょ。そういえば、丁度あの双子の生誕祭だったかしらね半年後は」




