ローゼン諸国へ
私の名前は雨宮 世莉奈です。
一週間の病院生活を終えて、私は無事退院しました!
そして、私はこの町を出ようと思っています。
私は冒険者として旅にでる!
というわけで、今から冒険者ギルドに行ってまいります。
いや〜、この町ではかなり充実した生活が送れました。
といっても、ずっとベッドの上でゴロゴロしていただけですが………
まぁそんな訳で冒険者ギルドに到着しました!
チャリン――
ふむ、まわりの冒険者がジロジロ見てこない。
やはり、服が原因だったのか!
ちなみに、制服は売りました。
持ってても仕方ないし、この世界では珍しい服みたいだったので結構高く売れました。
さよなら………制服〜!
よし!とりあえず、受付のお姉さんにどこか遠くに行ける依頼ないか聞こう!
なるべく、王都の方じゃないやつで。
「あの、遠くの方に行ける護衛の依頼ありませんか?」
「はい、わかりました。少々お待ち下さい。」
そうだ、受付のお姉さんとは何かそこそこ話せるようになった!
あの、三頭熊?とかいうヤツとの戦いの後始末でお世話になったので、そこそこお喋りしていました。
名前はミリアというそうです。
案外、喋りやすい人なんですけどお仕事の時は真面目モードになっていて、なかなか喋ってくれません。
まぁ、お仕事中に世間話しているのも良くないですからね。
あぁ、あとリディさんとも仲良くなったんですけど、リディさんは私よりも全然エリートなので貴族に呼ばれてお仕事に向かったそうです。しかも、王都。
なにも、無いことを祈りますがなんかありそうなんですよね〜。野生の勘というか?
でも、リディさんならなんとかなりそうなんですよね〜。
あ、ついでに、私この前三頭熊を倒したおかげでFランクの冒険者からEランクの冒険者にランクアップしたんですよ。
褒めていいですよ!
ちなみに、Eランクにランクアップしたことで採取依頼以外にもたくさんの依頼が受けられるようになりました。
「お待たせしました。」
「現在、出ている護衛の依頼全てです。」
「ありがとうございます!ミリアさん!」
「いえいえ、これが私の仕事なので大丈夫ですよ。」
「それより、もう旅に出てしまうのですね。」
「もう少しこの町でゆっくりして行ってもいいんじゃないんですか?」
「いや〜、私もそうしたいんだけど。一応、私ってこの国から出ていけっていう命令が出ているんですよ。」
「なので、これ以上この国にいると何されるか分かったもんじゃないので!」
ちなみに、私がこの国から追い出す命令は皆知っているらしい。
私はそれを聞いて少し………。いや、かなりびっくりした。
「そうですよね。」
「まぁ、またこの町に来てくださいね。こっそりとでもいいので。」
「はい!また来ますよ!」
「次、来た時はドキドキワクワクする冒険話でも聞かせてあげますよ!」
「そうですか。楽しみにしていますね!」
「はい、楽しみにしていてください!」
そうして、私は冒険者ギルドをあとにした。
勿論、護衛の依頼も受けときました!
いや〜、護衛の依頼っていいですよね!
お金も貰えて、行きたい町までいける。
まさに、一石二鳥!!
さて、集合場所まで行きますか!
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はい、という訳で私は馬車の荷台にいます。
私が護衛をするのは商人だったそうです。
あんま、依頼の説明読んでなかった………。
と言っても、そんなに大きくないようで数個の馬車があるそうです。
ちなみに、護衛は私以外に冒険者パーティーが1ついるそうです。
仲良くなれるかな?
軽く挨拶はしたけど、名前忘れた。
まぁ、いっか!
もうすぐ、着くし。
どこに、着くかって?
辺境都市リュミネールやヴェルディア王国の王都を超えるほどの大都市!
ローゼン諸国、商業都市ローゼンブルク。
連合諸国の中央都市で評議会の開催場所。
さぁてと、なにをしようかな!