銀河鉄道
開いてくださりありがとうございます。
読み終わりましたら感想をくださるとモチベになります。
今回は夜天視点です。
列車のことについてのお話です。
「おじさんはずっとここで働いてるの?」
「だからおじさんはやめてくれないかな?」
「じゃあ何て呼べばいいのよ」
「車掌さんとでも呼んでくれ」
「分かったわ」
あのあと、私はこの車掌さんとやらに乗せて貰うことが出来た。
それで今色々と教えて貰ってるところである。
車掌さん曰く、やはりここは死んだ人や死にかけの人を乗せる列車らしい。
最初はとても綺麗な景色のところを通っているがいずれ星空…銀河の上を走る。
そこでおおぐま座が見えるのだが、その80番星が見えなくなるともう助けることは出来ない。
つまり死者になると言うことである。
「それより君はその見た目のままでいいのかい?」
「え?」
「それだと友達にバレてしまうだろう。それに、これからもここで働いて貰うのにその見た目ではな」
「確かにバレたくないわね……」
「私は髪を切るのが得意でね。君さえ良ければ切るのだが」
「車掌さん得意なの? ならお願いするわ」
私は早速髪を切って貰った。
ツインテールをしていた長い髪は次第に短くなっていく。
気付くと中性のような美しいウルフカットになっていた。
「へぇ、いいじゃん」
「気に入ってくれたなら良かったよ」
「ねぇ車掌さん。"僕"に名前着けてよ。これから一緒に働くんだしね」
「そうだな。じゃあlichtでどうだ?」
「りひと?」
「ああ、気に入らないか?」
「ううん、リヒトね。改めて宜しく車掌さん」
僕は明治時代の軍隊が着ていそうな服に着替えた。
すると扉の開く音がした。
「おや、早速来たようだよ」
「うん、任せてよ。僕が必ず君を助ける」
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次回、雫視点。
雫のお話クライマックスです。




