巫 夜天(カンナギ ヨゾラ)
開いてくださりありがとうございます。
読み終わりましたら感想をくださるとモチベになります。
今回から夜天視点のお話です。
「はぁ、暇だなぁ」
目の前にはとても綺麗なお花畑と美しい星空が広がっていた。
「独りぼっちになるくらいなら死ななければ良かった」
そう。
私は線路に身を乗りだして自殺をしようとした。
死んだらきっと悩みを聞いてくれる人が、私を大切にしてくれる人がいると思っていた。
しかし、目を覚ますと私は電車に乗っていた。
そして終点と言われるところでおりたらこの通りだ。
「テレビも見れるしご飯も食べれるけれど、話し相手がいないんじゃもたないわよ。もしかして地獄?」
毎日有意義な生活をしているはずなのに、どうもつまらない。
本当に死にたいと思っていたのかすら疑いたくなる。
テレビを適当にザッピングしていると急に雫が映った。
「え? 雫!?」
その番組(?)はただただ雫の日常を映してるものだった。
そして私が見たのは、雫が自室で泣いている姿だった。
―――――――――――――――
「なるほど」
このテレビは生きている人達を映すことが出来るらしい。
なんとも天国にありそうなものだ。
でも見るのはやめようと思った。
いろんな人の知らないところを知れるかもしれないけど、どう足掻いても助けることは出来ない。
(こんなのあるだけ無駄だよ)
でも、雫だけ気になった。
なんせ私の親友だからだ。
まだ泣いているだろうか?
私は恐る恐るテレビをつけた。
そこに映っていたのは、
自殺をしようとする雫だった。
私は手を伸ばした。
でも無意味だった。
ああ、あなたまでこっちに来てしまうの?
駄目!! そんなの絶対にさせない!!
私みたいな人を、こんな寂しい思いを死んでまでさせるわけにはいかない!!
そう思うと、知らないうちに体が動いていた。
―――――――――――――――
無我夢中で走っていると、私が下りた駅に着いた。
が、いつまで待っても来る気配はない。
私は、線路を歩いてみることにした。
しばらく歩いていると、電車が目の前で止まった。
「君は、あの時の……」
「ねぇ、私をそこに乗せて」
「何故?」
「私あんなところにいたくないの。それに死んだ人はここへ来るのでしょう? なら私をここで働かせて頂戴。人を、友達を救いたいのよ」
相手が誰かなんて知らなかった。
ただここで引いたら終わりな気がした。
だから私は強気で言った。
もう一度死んでも私はここをどけない。
読んでくださりありがとうございました。
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感想もくださると幸いです。
次回、雫視点です。




