表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/7

見失った未来

開いてくださりありがとうございます。

読み終わりましたら感想をくださるとモチベになります。

カンカンカンカンカン


ああ、私がいるから……

皆幸せになれないんだ……


―――――――――――――――


『先程人身事故がありましたので、電車はしばらく運休となります……』


「えー人身事故だって」

「最悪ー」

「あー今から取引先と」

「何で死のうとするんだろうな」

「本当に迷惑だよな」


(人身事故か……)


学校に着くのは何時頃になるだろうか。

心配だけれど、学校を"休めない"私からしたらとても嬉しい。


(とりあえず駅を出よう)


駅の中は予定が狂ってしまった人達の声で五月蝿い。

一刻も早くここを出たかった。


(夜天(ヨゾラ)は何してるんだろう?)


私はメールを送ってみたが既読はつかなかった。


―――――――――――――――


学校に着いたのはお昼だった。


「おはよう」


教室のドアを開けると、クラスメイトは皆気まずそうな顔で私を見た。


「どうしたの?」


あまりにも重い空気に息を呑む。


「朝の人身事故、知ってるでしょ?」

「うん」

「あれ夜天かもしれない……」

「え……」


言ってる意味が理解できなかった。

私は鞄を落としたことにも、瞳から涙が流れていることにも気が付かなかった。


(シズク)、夜天と親友だったから……」


こんなの嘘に決まっている。そうだ、嘘だ。

だって"かも"だもんね……?


私は信じることが出来ず、席に着こうとした。

そのとき見えてしまった。

夜天の机に花の入った花瓶が置いてあることに。

読んでくださりありがとうございました。

誤字がありましたらご報告宜しくお願い致します。

感想もくださると幸いです。


次回、夜天視点です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] こんにちは(*^^*) 早速読みに来たよ! って事でまずは一話、スピードと勢いがある設定と話作りはいいね! まずは追わせていただきますね( ´ ▽ ` )
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ