一通の手紙
セリナが玄関を見ると、一通の手紙が落ちていた。
裏には、中立魔法学園、ガイヤと書かれていた。
イタズラかと思いきやそうではない、今時紙の郵便配達なんてない、30年前に、全て手紙の輸送はデータ以降したからだ、しかも羊皮紙で、描かれている。
この人類科学同盟で羊皮紙の生産を行っているところなんて見た事ない、ファンタジー小説で出てきたり、画像で見るくらいだ!しかも、本格的な魔術刻印でつけられている。
これは魔法使いの才能が無いものには開けない仕組みになっている。
セリナは封筒の刻印を触ると、手紙から女の人が、出てくる。立体映像で表紙される。
手紙「セリナ様、貴方は中立魔法学園ガイヤへの入学が決定しました。おめでとうございます!貴方の父と母が残していかれた財産と、権利は、ガイヤ魔法国が、保証いたします。では魔法世界へ行きましょうセリナ様!」
すると手紙が光って、気がつくと、そこには、むきむきとしたガタイのいい、男がスーツを着た二人組が立っているしかも二人とも人間ではなくゴーレムだ!
そして手紙が、喋る。
手紙「そこにいるのはセリナ様を護衛する、ゴーレム、また、戦闘だけでなく買い物も付き合って頂けます。まずはガイヤ魔法国の領地である、エリグラム魔法商業市で、学園に入るためのものを選びましょう。」
セリナ「すごい!凄いよ、ここ!」
見渡す限り魔法、魔法、魔法、水魔法陣を使った噴水、空飛ぶじゅうたん、ホウキ、人、ガスを使ってない魔導コンロ、そしてたくさんの魔法使い達が歩いている。そんな光景がセリナには、たまらない。
手紙「セリナ様、ここが武器屋です。」
武器屋「いらっしゃい、魔導銃、たくさん入荷してるよ」
セリナ「ふぇ?杖か、ステッキじゃないの?」
武器屋「お客さんてば古風な人だねぇ、最新の式なのはこれだな、魔法ライフルアチュールこれは、魔法も撃てるが実弾も撃てるぞ、元はあっちの世界のウィンチェスターライフルがモデルだ!あっちは、7発までしか装填できない上にレバーアクションだが、魔導ライフルは、魔導マガジンに弾を装填するから25発でフルオート射撃可能の銃だ!まぁ魔法弾なら♾なんだがな、弾切れはしないとはいえ、魔力量によっては、撃ち過ぎると、連射速度がゆっくりになったりする。」
セリナ「質問いいですか?なんで実弾があるんですか?」
武器屋「いい質問だな、魔法弾はたしかに無限で、当たれば魔力を相手の魔力を消費させるが、中には魔力障壁を貼る魔物や魔法使いがいるからだな、それを倒すために、あるんだ、コイツはあっちの世界じゃ44口径弾を使うのが普通だが魔導銃はどんな弾でもokだ!ただ魔力切れになるとあっちの世界のウィンチェスターライフルだけになって7発しか入れられ無くなるからから44口径弾も持っておくのがおすすめだ!まぁ一番いいのは、魔力切れにならないように撃つ事だかな。」
セリナ「私は魔法学園に入るのですが、それに銃の扱いはあんまり…。」
武器屋「じゃあこれだな、回転式、魔導拳銃、コイツはどこに撃っても弾が、魔力で跳弾してターゲットに当たる銃だ!セミオート♾魔法弾!引き金を引くと自動でハンマーが動くんだ、コイツに入れられる。弾丸は18発魔力切れだと6発コイツ用の弾は、45口径弾あっちの世界のシングルアクションアーミーがモデルだから、ガンスピンができるぞ!ほれこのとおり」
武器屋は回転式拳銃を回しながら、説明をする。
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンッ
すると手紙が言う、
手紙「魔法弾を放つだけなら、指でもできますよ、単発ですけど、」
セリナ「じゃあこのペンダントは?」
武器屋「魔力弾をペンダントに加工したものだよ。」
セリナはその青く輝いたペンダントや、黄色く光るペンに惹かれる。
セリナ「魔力弾?魔法弾とは違うんですか?」
武器屋「全然違う、魔法弾は、魔力エネルギー弾で、頑張ればさっきの手紙が言った様に、指だけで打てるが、魔力弾はそうはいかない、正確に言うと、魔力、付与弾で、熟練の付与師魔道士が作っている。
基本的にそれは、系統によって、色が変わる。」
セリナ「へぇ〜」
武器屋「赤なら火、青なら水、黄色なら電気、とまぁシンプルで、なおかつ綺麗!だからペンダントとして売っているんだ。」
セリナ「でもお金がないな〜」
武器屋「お嬢ちゃんなら安くしておくよ、」
セリナ「違うの、まだ銀行から降ろしてないの、銀行って何処なの?」
武器屋「この国に銀行なんてねぇぞ?」
セリナ「じゃあ何処で、お金預けているの?」
手紙「基本的に魔法銀行は、セキュリティのために異空間に存在します。
ですので、取引は、魔導ATMで引き出し可能です。」
武器屋「はっはっはっはっ、魔導ATMも知らないお嬢ちゃんとはな、知らなかった。」
セリナ「ぷぅっ〜っっ」セリナは不満そうな顔をしながら、顔を真っ赤にする。
武器屋「魔導ATMに早く行っておいで、可愛いいお嬢ちゃん。」