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科学同盟都市と義理の兄 改良工事中

8年前、強大な魔法の力で、すべての世界を統一しようとした。魔導王ボルデビ、ボルデビはその強大な力と闇の軍勢で魔法世界だけでなく、無法世界ですら手に入れようとした。その為、私達魔法使いは、あらゆる場所で戦った。

魔法世界、無法世界の至る場所、至る地域、紛争地帯であろうと…そして、私達は遂に闘いに勝利した!

ボルデビ王の首を取り、魔導帝国フリクスは壊滅した。

そして私の父がそのボルデビ王だった。

ボルデビ王は、本当は優しい王だった、すべての魔法使いを救う、その為なら、どんな手段をも厭わないと、しかし多くの者は、無能者との衝突を望まなかった。

それは、彼らと戦えば、全てが焼け野原になる事を知っていたからだ!だからこそ魔法世界安定委員会は、無能者達との戦争を避けた。


その結果として第5次魔法大戦が行われた。

結果は知る通りである。そして母と私は、無法世界へと渡った。


この世界はマナの濃度が非常に薄く、そもそも魔法と言う概念が存在しない、この世界は、科学と数学という不思議な概念でできていた。


当時は5歳だった私は、唯一の頼みである、母の無法世界の男の家を訪ねた。

その時は、嵐の夜だった。


母は家の前で、開けて下さいと頼んだ、すると中から私に近そうな、男の子が出てきた。


母「お願いします、開けて下さい。どうかこの子だけでも、」


男の子「どうぞ、二人とも」


男の子は白い服を着ながら、少し汚れた格好をしていた。


中に入ると、私達は、風呂に通された。その男の子にあったまってきてと言われたのだった。そして上がると服が乾いていた。すると鉄で出来た愉快な人形が話しかけてくる。


鉄の人形?「お嬢様、奥様、お食事の用意ができました。ここにお乗り下さい。」


その丸い板に乗ると転送魔法のように、移動することが出来た。


女の子「すごい魔法みたい、」


男の子「分子転送装置を珍しがるなんて、どこからやって来たのかな?」


女の子「魔法帝国ガルムだよ」


男の子は笑って頭を撫でて来る。


男の子「よしよし、可愛いお嬢さん、その町はどんな町なのかな?」


女の子「えっとね〜、大きい町!」


母「コラ、セリナ、またそんな事を」


女の子の名前はセリナちゃんと言うらしい、そして男の子は母に耳元で話しかける。子供のうちはみんなそうですよ。ご安心を


男の子「僕は、天才科学者の、ソロン、この国の評議会のトップで発明の王!その転送装置や、アンドロイドの開発も私がやった、通称、ソロンドだ!じゃあ後で僕の部屋で君の話を聞かせてくれそれまでこのソロイドがお嬢ちゃんと遊んでくれるよ。僕は、君のお母さんと大事な話があるんだ。」


セリナ「うんソロンお兄ちゃん、待ってるよ」


母「そういえば、貴方の父親は、居ないの?」


ソロン「……。」ソロンはいきなり黙り込む、


母「どうしたの?ソロン」


ソロン「父は私を置いて1カ月前に死にました。」


母「……そうだったの、ごめんなさい。」


ソロン「いや別に悲しくなんて、ありません父親の愛情なんて知りませんから、私にとっての父親とは科学です。しかし、いつかアイツを超える立派な、科学者になって見返してやると思ってたのにな」


ソロンから、涙が溢れる、


ソロン「あれ?なんで?とっくに、克服したと思ったのに」


母がソロンに、抱きついて、泣いてるソロンを慰める


母「泣いてもいいのよ、よしよし」


ソロンは母の腕中で泣く、


ソロン「うわあああんっっ!」


ソロンは泣き止むと、母に向かって言う、


ソロン「おかえりなさいお母さん。」


母「え?」


ソロン「私は、母親がいたと言う、情報しか知りませんでした。しかし私を産んですぐに行方不明、そして、どこかに連れ去られた、あるいは何か理由があったのか、そしてセリナちゃんは、僕の妹である、ただし血の繋がりは母親である、貴方でしかない。」


母「どうして?」


ソロン「貴方の服についていた髪の毛でDNA情報と自分の中に入っているDNAの完全なる一致が確認されました。後は、直感ですね。」


母「直感?」


ソロン「まず他に親戚なんて居ない独り身の天涯孤独の僕の家に知らない女の人と娘が来たら、容易に察しがつく、」


母「貴方はどこまで知ってるの?」


ソロン「なにも知りません、貴方達の事も、単に血の繋がりしか分かりませんでした。」


母「そうですか…。」


ソロン「話してくれませんか?」


母「いぇ貴方が知れば、貴方まで巻き込まれてしまう。」


ソロン「そうですか……。」


母「二階で、セリナが待っています。どうかセリナのお相手を、」


母(どうか貴方達二人に、幸せの黄色い鳥が舞い降りる事を!)


ソロンが二階へ行くとセリナが待っていた。


セリナ「お兄ちゃんおそ〜い」


ソロン「ゴメンゴメン、なにしてるんだ?」


???「奴に任せて大丈夫なのか?セリナは帝国にとって大事な、」


母「だからこそ、中立地帯である科学同盟都市アトランに隠すんじゃない、その日が来るまで。」


???「もしセリナに何かあったらお前の責任だぞ!」


母「セリナに何かあったら帝国の終わりよ、それにこの世界の人間に対する攻撃は委員会では、ご法度よ最悪、戦争になってお終い、ボルデビ王も、古い人間だったから、人間の進化に気付いてなかったわ」


???「セリナ様はいずれ魔法世界を統一する方!そして我々はこの世界をも」


母「それを決めるのはセリナよ、魔導帝国フリクス王ボルデビ・フリクスの娘、セリナ・フリクス今はゆっくりお休みなさい子供達。」



〜8年後〜


セリナ・ガリム(フリクス)13歳


セリナは、この科学同盟では、珍しい図書館に出かけている。セリナは未だに、魔法が大好きでほかの人はみんな中二病と馬鹿にしていた。


その為学校には馴染めず、しかも魔法は、有るもんと本気で思ってると思っている不思議ちゃんが、セリナの印象だった。


2065年にもなると頭に直接赤ん坊の時から脳内に情報が教えられる為、学校に行くのは自由だ!

しかし多少のコミュニュケーション能力向上の為に、学校に4年は通わなくてはいけない。


それが大学であれ、なんであれ、ちなみに兄の、

ソロン・ガリムは、3歳の時すでに大人を凌駕していた。


3歳から大学を転々とし、2年で受けられる大学がなくなって、2年は、量子物理学の大学院にいて、分子転送装置を発明!


半重力エンジンや小型核融合発電を作ったり、その後は、軍用兵器の開発、量子ビーム砲、巨大宇宙戦艦!、超巨大宇宙空母!、惑星型要塞!の設計図を開発した、そしてその材料をどこから取る事かまで、ソロンは、小惑星に含まれている。


鉄鉱石などや未知の物質、ダークマターなどで作る。と言っていた、そしてその為に、分子転送装置を作ったらしい、ロケットで小惑星まで行ったり、火星まで行って、鉱山を作りそこで宇宙戦艦を、作ればいいのだと、ただ、金星は機材が溶けそうなので後回しだと言っていた。


そんな兄は国から、評議会に入らないか?と言われるほどの影響力を持っているが、大体この100年で作れる物は作ったので、評議会入りはしているものの、ソロンは最近UMA探しに夢中になっている。


しかも分子転送装置で、毎日返ってくるのであまり寂しくないが、最近は、ちょっとウザすぎる。

この前、いきなり風呂に入っている時に、久しぶりに身体洗ってあげるよと言って、入ってきたから、殴ってしまった。

もうお兄ちゃんデリカシーなさすぎ…。


そんな中、私に一通の手紙が届く!


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