スーパー ミラクル ウルトラ アルティメット アンノウン 白雪姫
※この物語は、白雪姫オマージュし、作者が勝手にいろいろしているものとなります。
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昔、あるところに女王様がいました。そして娘を産みました。娘は白い肌に赤い頬、髪の毛は黒炭のように黒く、それはそれは可愛らしい娘さんでした。しかし、ある日女王はなんか、いろいろあって亡くなってしまいました。
王は悲しみにくれましたが、そのうちに新しい女王を招き入れました。人とは無情なものですね。
新しい女王は美しい人でしたが、うぬぼれが強く、自己愛婿人格障害でもあるのかな?と言ったレベルでした。詳しくはWikipediaを参照ください。
そんなうぬぼれの強い女王は、毎日魔法の鏡に向かい
「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだぁれ?」
と聞きました。
「はい、それはあなたでごさいます」
「んふふ♪ そうでしょうそうでしょう、水曜どうでしょう?なんて♪んふふ♪」
とかなんか適当な事言ってにやにやしたりしていました。そして、そんなある日、いつものように女王は
「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだぁれ?」
と聞きました。すると鏡は
「は? そんなの白雪姫に決まってんだろ、調子こいてんじゃねぇぞ***:がっ!」
と女王に言いました。女王はこれを聞くとビックリして、白雪姫を妬みまくりました。どれくらい妬んだかと言うと、前に付き合ってた彼女が、別れて1週間くらいしかたってないのにも関わらず、新しい彼氏できた!マジ好き!とか、SNSにあげてるくらいムカつきました。
マジアイツ何調子のってんだよ、つかSNSにいちいちあげてんじゃねぇよ、俺だって傷つくんだぞ!
で、そのうち女王は白雪姫に嫌がらせをしたりするようになりました。それはそれは陰湿で、肩をとんとん叩いて、振り返るとほっぺたを人差し指でさし、「ウィー」とかムカつく顔で言ってきたり、肩をとんとん叩いて振り返ると、逆側から「こっちでーす」とかムカつく顔で言ってきたりしました。なんだこいつ。
それから、そんなのでは収まりのつかなくなった女王はある日白雪姫を森へと呼び出しました。しかし、そこに女王の姿はなく、そこには狩人……すみませんルビ間違えました。カリウドがいました。そうです。白雪姫を暗殺させようとしたのです。しかし、白雪姫は
「――――貴様に、私が殺れるのか……?」
と言いました。納豆は
(こいつ…できる…ッ!)
とか思いましたが、ナイフで胸をつこうとすると、白雪姫は土下座して
「ちょ!待って待って待って! ごめんごめんごめんごめん!いや、すみません、いや、ほんと、あの…何て言うか、すみません!」
と謝ってきました。その謝り方が必死になっていくにつれて、カリウドも別に?依頼されただけだし、そんな謝られると、やりづらいなとか思って
「あ、いや、大丈夫大丈夫! もう、あれだ。ここで殺したことにしよ? ほら、それなら女王もあれじゃん? 死んだってことにしとけば、ね?」
「あ……そうしてもらえると助かるかもです」
「あーうん! 大丈夫、おじさんうまく言っとくから! だからほら、ちょっと頭あげて!」
「…はい……」
白雪姫は頭をあげました。そしておじさんと少しの間談笑し、納豆みたいなおじさんは帰っていきました。
さて、それから帰るに帰れなくなった白雪姫が森を徘徊していると、
「はっぴーらいふ♪ ハッピーほーむ♪ たっまっほぉむ~♪」
とか歌が聞こえてきました。その歌聞いたことある!と思った白雪姫は、そちらへ向かいました。するとそこには7人のゴリラがいました。
「うほ?」
「うほうほ」
「うっほ!」
「うっほっほ!」
「靖国神社」
「うほ!」
「うっほほ!」
白雪姫は、見た瞬間にさっき歌ってたのこいつだ! と思いました。何故ならその中に一人だけ着ぐるみがいたからです。白雪姫は着ぐるみに事情を話ました。
「すみません……あの、私家を無くしてしまって……」
「え?あ……え? 人?」
やはり、着ぐるみでした。白雪姫は自分がそこそこ可愛いことを知っていたので、あざとく攻めます。ボディータッチはもちろんのこと、煽てたり、やたらと「かっこいい」と「素敵」を多用して、気のあるそぶりを見せました。
すると案の定、なんやかんやでいろいろするなら家においてあげないこともないよとか話して、白雪姫はそれを承諾しました。
さて、白雪姫を見逃した納豆さんは、女王に証拠としてなにをもっていこうかな?とか考えてると、林のなかから猪の子供が出てきました。それを見て納豆さんは、こいつは良いぞ!と思い、猪の子供に持っていたパンをナイフできってあげました。
パンを投げたらビックリして猪の子供は逃げてしまいました。その姿を見て納豆さんは、(かわいいなぁ)と思いました。
そして、パンを切ったナイフなおそうとしたとき、誤って自分の指をすこしきりました。
「あいたっ! うわ、指切った……ってぇ…」
そんなことを言いながら納豆さんはハンカチで止血します。するとそれを見て思い付きました。
「あ……これでよくね?」
納豆さんはお城に戻ると、白雪姫を殺した証拠としてハンカチを見せました。
「…女王様、これが証拠にございます」
「おおっ! よくやったぞ納豆よ! あっぱれ! やれば出来る子!」
「…ははは……ありがとうございます」
そう言ってハンカチをさげようとしたときでした
「…あれ? 納豆指切ったの?」
「え? あ、あー…これはですね、森の草で…」
「あー! あそこすごいもんね、草!」
「そうそう! ほんとビビりましたよ! いてっ!てなりました」
「ははは、おまえなにやってんだよウケるわー」
と言う具合で女王は白雪姫の暗殺に成功したと思いました。しかし、ある日のこと、前回辛辣に言われたからあんまりいきたくなかったけど、今ならほめてくれるんじゃないか?と思い、女王は再び鏡のとこにいきました。
「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだぁれ?」
「はぁ~……久しぶりに来たと思ったらまたそれ? だから、白雪姫だって、何回言わせんの?」
「いや、まだ2回目なんだけど……てか、白雪姫死んだんじゃないの?」
「は? 死んでねぇから。 勝手に人の推しメン殺すなし」
「は? でも納豆が……」
「あー、あれだわ。女王それはやられた感じだわ」
「は? は? マジ?」
「うん、だって白雪姫死んでないもん」
「アイツ…マジ…!」
女王はカンカンでした。騙されたこともそうですが、昼食のカップ麺にお湯をそそぐように飯使いに頼んだら、線のとこより少し上にお湯をいれていたのを思いだし、マジ普通線より若干下だろ、スープいれてちょうどいいくらいの場所があんだろうが!と思い出し怒りをしていました。何故女性は過ぎたことに怒り、それで八つ当たりをするのか。そしてオコな女王は納豆を呼び出しました。
「おい、おまえ白雪姫しとめそこねただろ」
「え?ちゃんとやりましたよ、ハンカチ見せたじゃないですか」
「は? ハンカチとかいくらでも偽装できるじゃん、おまえ死体どこおいたの? 首持ってこい」
「…………いや、それはかわいそうじゃないすかね」
「は? いや意味わかんないんだけど。おまえできるっていったよね?」
「…………はい」
「で、できてないよね? 今」
「…………いや…」
「いやだからさ、できてんなら出せよ、出さないとこっちも納得できないじゃん!?」
「…………はい……」
「いや………はいはいばかり言われても困るの、そんなの子供でも出来るからね?」
「……………はい」
「あー……もういいわ。おまえ」
「…………すみませんでした…」
「はぁ~……」
会社かな?そんな感じでパワハラ全開の女王は、魔女をやといました。
「こんにちわ~☆ミ みんなのハートに愛情rain♪ チームMの魔女っ子こと、ルシルんです♪」
(濃いのきたなぁ……)と女王は思いましたが、とりあえず事のあらすじを話して、魔女に白雪姫を暗殺を依頼しました。
暗殺を依頼されたルシルんは、「えー女王様こわーい!」とか言いながらも心はうきうきしていました。サイコパスっぽいところのある子なのかもしれません。
それからしばらくしてルシルんはゴリラの群れを訪ねました。
「こんにちわー☆ミ」
「うほ」
「うほほ」
しかし、ルシルんにはゴリラ共が何言ってるのかまったくわかりませんでした。こわっ、と思いました。しかし、そんな中、明らかに怪しい着ぐるみのゴリラを見つけました。ルシルんはその着ぐるみに言いました。
「すみません、ここに白雪姫さんいませんか?」
「え? 白雪姫? だれそれ」
「……えっと……ここにいるって聞いたんですけど……あの、色の白い……」
「え? 色の白……あぁ~…っ! いたよ、いたいた! でもね、一昨日くらいかな? 朝食のバナナとられたのに激怒してね、すごい怒っちゃって……ほら、彼らゴリラだからコミュニケーションとるの難しいじゃない? まぁ、僕レベルになると別なんだけど、それで彼女、すごいヒスってさ、もうね、木の枝は折るし、なんか石とか投げてくるし、大変でさ、一応謝ったんだけどね? でもほら、僕も悪かったけど、彼女もあんなとこにバナナおいとくからさ」
(……話長くなるのかな……? てか、アンタがバナナ食ったのかよ…もうそれゴリラとコミュニケーションとれなくても問題ないんじゃ……)
「―――んで、結果的にみたらお互いの落ち度?みたいなとこあるわけでしょ? だから、僕だけ謝るのはおかしいじゃない? だから僕も謝るから君も謝ってって」
(この人うざいなぁ………)とルシルんは思い、キリの良いところで話をうまく終わらせて、さっさたその場を離れました。
さて、それからしばらく歩くと犬がいました。犬はルシルんを見ると
「お腹がすいたワン! なにか食べ物をわけてほしいワン!」
と言ってきました。しかし、ルシルんは白雪姫を殺すための毒リンゴしかもっていませんでした。そこで、
「犬さん、申し訳ないけどまずは人に頼む前に自分で動いてみたらどうかしら?」
「それができたら苦労しないワン 僕は自律神経の乱れから、倦怠感が酷くて上手に動くことができないワン でも人はそれを甘えだとかいって冷たくするんだワン……したくても出来ないワン…悔しいワン……」
犬の話を聞いたルシルんは、「そうなんだ…可哀想に…」と言って、代わりに何か食べ物を持ってきてあげるよ!と犬と約束をしました。さぁ、それからルシルんはいろんな家をまわりました。
ですが、いきなり来た魔女っ子にこの不景気に食べ物を与える家などなく、ルシルんは途方にくれてしまいました。
「はぁ~……皆優しくないなぁ……」
するとどこからか
「あの…」
と声をかけられ、そちらを向くとそこには探していた白雪姫がたっていました。
「あ……」
貴女白雪姫ねっ?! ルシルんはそう言いたかったのですが、犬が気になって、正直それどころではありませんでした。
「なにかおこまりですか?」
白雪姫はルシルんに言いました。
「……え? あぁ…」
と溢したルシルんは、話を始めました。
はじめは人を殺す予定で旅に出たこと
しかし、その人がうまく見つからなかった事
そんな中、旅をしていたら苦しむ犬を見つけたこと
犬を助けたいこと
でも自分が魔女だから、冷たくあしらわれてしまうこと
話しているうちに、ルシルんは悲しくなってきて涙が出てきてしまいました。
何故私は人を殺そうとしたのか。
何故私は犬を救おうとしているのか……
きっとそこには、自分の心と言うものが、この世の誰にもうまく説明の出来ない……与えられた環境と言う餌を食べ、成長していくそれが受け入れづらくて、苦しいのだと、ルシルんは思いました。
話を聞いた白雪姫は
「……そうなんですか…」
とこぼして、ルシルんの頭を撫で
「頑張ったんですね」
と言いました。
ルシルんはその言葉を聞いて、よりいっそう涙をこぼしました。
産まれた時から魔女として育ち、周りの友達からは気持ち悪いと距離をとられ、親からは立派な魔女になりなさいと言われ……
彼女は、精一杯、一生懸命に言われた通りにやってきました。時には親の言ってることに疑問をもったりしました。しかし、それが魔女だと言われればそうなのだと自分を納得させました。
そんな日々をおくり、ようやく得たのが女王の依頼でした。頑張りが報われたと思いました。しかし、やはり疑問はつきまといました。
人を殺して食べるごはんは、はたしておいしいだろうか?
人を殺して得た名誉は、はたして、胸をはれるだろうか?
町の兵士は飲み屋で「俺はこの間の戦で五人も殺してやった!」と言っていた。しかし、本当にそれは………?
そしてルシルんは犬に出会いました。犬はやりたいことがあるけど、できない状態にありました。
その症状は人からは理解を得にくく、また、わかりづらいこともあって、甘えだと言われていました。
ルシルんはそんな犬に、少しだけ自分を重ねていました。
親の言うことが正しいと思わされてきて、自分で殻をやぶれないでいました。犬もきっと、状況は違うけれど、似たような苦しみを感じているのではないかと思ったのです。だから、ルシルんは犬を助けたいと思いました。
しかし、現実は厳しく、案の定魔女だと言う理由で意味嫌われてしまう。犬はお腹をすかせているのに……
「どうしたらいいかな…?」
ルシルんは白雪姫に言いました。すると白雪姫は
「私に任せて!」
と言って、先ほどルシルんが冷たくされた家にいきました。数分後、白雪姫は袋にパンをいれてもどってきました。
「はい!」
「いいの?」
「もちろん!」
ルシルんは、ありがとう!と言ってから犬のところへいきました。
「犬さん! パンもらってきたよ!」
犬はそのパンをみて、「ありがとう」と言いました。
***
さぁ、ルシルんを送り出し、幾日もたつのに朗報のない女王は、イライラしていました。年齢的にもそろそろ更年期なので、大したことでもないのに怒ったりしちゃうお年頃になってきていました。
「飯使い! 飯使いはどこ?!」
「はい、なんでしょうか女王様!」
「なんかイライラする、ルシルんはまだ帰らないの?!」
「はっ! 未だ連絡はありません!」
「はー、もうまじでイラつく。生理前よりイラつく」
「はぁ…」
「いや、はぁ…じゃねぇし、あっちいけ!」
八つ当たりでした。
「あーもう、ほんとイラつくわ~…そうだ、また鏡に聞けばルシルんが成功したかわかるじゃん♪」
そう言って女王は性懲りもなく鏡の前にいきました。
「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだぁれ?」
「………」
「……あれ? 鏡よかが…え? もしもーし」
「んだよ、うっせぇなぁ…」
「この世で一番…」
「……ッチ…! この世で一番美しいのはな、それは外見なんかじゃねぇ。心なんだよ…!」
「……え? は?」
「いいか? 人ってのはな、外見や収入が全てじゃねぇんだ。確かにどっちも大事で、重要なことかもしれねぇ。でもな、一番高貴で、高価なのは……美しいのは、やっぱ心だよ…俺はね、今しがた魔法でルシルん達を見てきたけどね、感動したよ…そりゃね、褒められるやり方、褒められないやり方とかあるかもしんねぇけどさ、それで救われるヤツも………いんだよなぁ」
女王はなんの話かまったくわかりませんでしたが、美しいのは人の心だと言う言葉にはハッとさせられました。
さぁ、それからと言うもの、女王は心を磨くことを覚えます。沢山悩み、沢山ストレスも感じました。が、周りはしっかりと女王の変化に気づき、「あいつ変わったな」と良い方向へ噂が広がり始めました。
少しの時間がたったある日、白雪姫の元へ一通の手紙が届きました。それは女王からのものでした。
そこには、今までしたことの謝罪と帰ってきて欲しいと言う内容が書かれていました。
その手紙を読んだ白雪姫は、はじめは半信半疑でしたが、ルシルんと犬の説得もあり、お城へ戻ってみることにしました。
戻ってみると、飯使いや料理人達が歓迎してくれました。そして、女王もやってきて、深々と頭を下げました。
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「鏡よ鏡、この世で一番美しいものはなぁに?」
「それはな、イケメンの王子様なんていなくても、沢山間違えても、ちゃんとごめんなさいが言えて、ちゃんと許すことのできたおまえ達だよ……い、言わせんな!」
こうして、白雪姫や女王、ルシルん達はその後も喧嘩したり仲直りしたりしながら、楽しく過ごしましたとさ
おしまい。
うほ
よった勢いで書いた続きを今日書いた。
なにこれ。