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真白(もふもふ)様side

主人公が旅立った後の真白様sideです。

私はしばらくの間、彼女がいなくなった空間を眺めていた。


(しかし、彼女は珍しかったですね…)


1度も悪事をしたことも考えたこともなく(お茶目なイタズラはノーカンです)、自分の幸せだけでなく、周りの人々も幸せにしてきた美しい魂。


現代の日本では、娯楽があふれ犯罪を犯すものも少なくない。


(だからでしょうか、ほかの神にも愛されていたのは……)


綿のような姿から人間の姿に変え、彼女の生前のことが書かれた書類に目を通しながら思う。


〝斑目 白 (マダラメ ハク)、子が3人、孫が6人 子宝に恵まれた。寿命で亡くなる。地球の人間の魂で、片手以内にはいると言ってもいいほど、美しい魂を持っている〟


これだけ見れば、たんにすごく綺麗な魂を持っている状態での転生だが、

このあとに書かれた書類には、


〝なお、今回の転生の場合特典として加護をつけることが可能、そして、その加護の立候補者は5名以上……〟


と記入されていた。

普通は、多くても2人なのだが、5人以上とは規格外だ。


(しかし、彼女……白は、魂だけでなく心も綺麗でした。ほかの神の気持ちも分かります)


また会いたいと言ってくれた白、私はこの上なく幸せな気持ちになった。

それと同時に、大切にしたいとも思った。


(これが、愛しいという気持ちでしょうか…?)


神として過ごす中、このように心が動くことはあまりなかった。

また会いたいという気持ちが強くなる。


(ですが、ダメですね。ただ1人を贔屓することはできません…。そう言えば、次に会う時は砕けた言葉で話すと約束してしまったのでどうしましょう…)


悩んでいるとあることを思い出した。


(ただの人を贔屓することはできませんが、私の加護をつける、もしくは神々の使徒にしてしまえば、力を貸すことも、どこにいても会話をすることもできるはず……)


思いついたら即行動!ということで、私は白に加護をつけることにした。

加護をつけたあと思ったが、


(こんなに加護をたくさん持った子供を国が野放しにするのだろうか…)


白の転生する世界は、剣や魔法の強さがものをいう世界。

そんな所に、こんな一国の財宝以上の価値を持った子供が何も持たずに行ったらどうなるか……


(どうしましょう。加護を外すことはできませんし…)


散々悩んだ結果、白を神々の使徒にすることにした。


(これなら、先程より安心な筈。あとは、教会や王族、貴族が馬鹿な考えを起こさないように圧力をかけに行きますか…)


乗り気ではないが、白のためだと思えば頑張れる。

親バカのようだと言われようが、私は気にしない。むしろ、白の親になれるなんて幸せだ。


そんな馬鹿なことを考えつつ、地上に降りる準備をする。


(さっさと終わらせて白に会えることを楽しみにゆっくりと待つことにしましょう)


そして、地上へ私は降りたった。


次は、主人公sideに戻ります。

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