俺様とまさかの主人公チェンジ⁉︎
今回は愛亜視点で書いてみました。
「どうする?時田?」
「ねぇ、時田。何であの大人みたいな奴が子供と戯れてるの?」
「いえ、あれは憑依しているのでしょう。子供達には、あの大人の子供時代の姿が見えているのでしょう。」
へぇ。憑依ってあんなのだったんだ。
「ねぇ、時田。」
「何でしょう?愛亜様。」
「私も憑依したらあんなかんじなのかなぁ?」
「恐らく、そうだと思われます。」
「分かった。時田。」
私も、2日前まではあの子供達みたいに生きてた。
2日前、私は死んだ。
死因は、毒殺。
これも、私が良い家柄に生まれた運命なのかなぁ…
そして、死んだら真っ暗な所に居た。
そしたら、「時田 空」とか言う私の家の執事みたいな奴が来た。
それで、
「異世界に転生しませんか?愛亜様。」
とか言ってくるんだよ!
初めはびっくりした。
でも、大嫌いな現実よりも異世界の方が何百倍も楽しいと思った。
だから転生しようと思った。
でも、
何で転生に条件があるんだよぉ!
過去の過ちを正すって…
まぁ、一つ目は簡単に終わった。
その帰りにあの人たちに会った。
同じ時間軸にいたのだろう。
そして今に至る訳。
今思うと2日間、いろんな事があったなー
毒殺されて、死んで、変なところ来て、執事に転生だのどうのこうの言われて、過去の過ちを正して、同じ状況の人に出会って…
いや、私凄くない!?
そんな事を思っていると、時田が声をかけて来た。
「あの、愛亜様?」
「ん?どしたの時田?」
「そろそろ元の時間軸に戻らないと…」
「あ、分かった。ごめんね。」
「いえいえ。では、『時間歪曲』。」
ふぅ。戻って来れた。
「あ、そうそう。前から気になってたんだけど、さっきの『時間歪曲』って何なの?」
「えー。まぁ、端的に言うと、『魔法』って所ですかね。」
ま、魔法…?
「じゃあ、時田って魔法使いなの?」
「いえ、神ですね。」
ん?
「あれ?言ってませんでしたっけ?」
私が口を開けてポカーンとしてると、時田が口を開いた。
「では、改めて。
自分は、時空を操る神です。
こちらの世界では時田空と名乗っています。
これからも、宜しくお願いしますね。愛亜様。」
は、はぁぁぁああああああ!?