俺様の転生への第一歩。
再び目を覚ますと、知らないところにいた。
何故か公園のジャングルジムの上だった。
あのニート神のせいだ。こんな高いところに転移させたのは。そうだ全てはニート神のせいだ。俺が死んだのも。
俺が考え事(?)をしていると、ニート神が口を開いた。
「うまくいったみたいだね。」
「それじゃあ、ここは…?」
「そう。ここは、7年前の世界。」
いや、涼しい顔してそんな事言う前にまずここから降りましょうよ。ニート神さんよぉ
ニート神はジャングルジムの上から、サッと飛び降りた。それなりの高さがあるのに。
(この公園のジャングルジムは飛び降りると足を挫くぐらいの高さがある。俺はここで実際、足首を折った。)
成長した俺なら、と思ったがそんな甘い考えは数秒後にニート神の一言によってかき消された。
「この世界で死ぬと、もう戻れなくなるからね。そっから飛び降りて首折って死んでもしらないから。」
やばいじゃん。これ。
俺は飛び降りようとしていた足を止め、しっかりと一段一段降りて行った。怖いね。
「そしたら、小4のあんたを探しに行くわよ。」
「らじゃ。」
「場所とか覚えてる?」
覚えてるわけ無いだろ。7年前だし。
「いいや。覚えてない。」
「ツカエナイワネェ」ボソッ
小声で言ったつもりだと思うが、聞こえてんだよ。あんたの俺の扱いはいったいどーなってるんだ?
「じゃ、しらみ潰しに探すしか無いわね。」
え。だりぃ。
「嫌って言ったら?」
「あんたの異世界転生が終わるわね。そんな当たり前のこと聞かないでくれるかな。」
やっぱりウザいね。いちいち一言多いんだよ。
「仕方ない。じゃ。行くか。ニート神。」
「わかりゃしたー。あとなんでニートってつけるの?酷くない?」
酷くない。だって事実だもんw
そこから俺たちはしらみ潰しに探し回った。
10分ぐらいして、やっと見つけた。
今はまだ、みんなと仲良くサッカーしてた。
3分ほど待ってたら、例の事件(?)が起きた。
ドンッ
「って...なにしてくれんだよ!」
何処かから見られてる気がしなくもないけど、
「気にしたら負け」だな。
「ねぇ。あの人たちも、転生しようとしてるのかな?」
「そうだと思われますね。愛亜様。」
「どうする?時田?」