俺様とニート神とタイムスリップ
「あ、そうそう。もうすぐ時間だから、んじゃ、ばいばい」
「はぁぁぁああああああ!?」
目が覚めると、元いた世界に戻っていた。さっきのは夢なのかな、と思ったが、生憎違った。俺は実際に死んでいた。道端につったってる婆さんに手を振ったが、手を振り返してこない。
(やったぜ。女湯覗き放題だ!)
はぁ。とにかくマイホームに戻るか。ホームと言っても、マンションだがな…一人暮らしだし…寂し。
俺はマンションに徒歩で帰ることにした。てか徒歩しか移動手段がないんだがな…
マイホームについた。
しかし、もうマイホームでは無かった。マンションには他の人が入っていたのである。
でも、俺は視認出来ないはずなので、とにかく入ってみることにした。
ガチャッ
「お帰りー。」
「ただいまー………はぁ!?」
誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰なんだぁっ!
「あんた、俺が見えるのか?誰だ?あんた。」
「もー忘れたの?引きオタニートネトゲ廃人童t…」
この声と、あからさまな悪意…まさか…
「はいもうそこまででいいです。糞ニートディオネさんよぉ」
「デ・ィ・オ・ネ・さ・ま、でしょ」
「誰があんたに様付けすると思ってんだ!このニート神が!
後、何故ニート神がここにいるんだ?」
「この心優しいニーt…じゃない!
てかなんで糞ニートのあんたにニートって言われなきゃいけないのよ!
で、なんで私がここにいるかって?
まぁ、結論から言うと、あんたの異世界転生手伝うって言ったよねぇ。もー忘れたの?
それで、このディオネ様が来てあげたって訳。」
来てあげたってなんだよ!来てあげたって…
「いちいち説明がなげーんだよ。つまり、ニート神が俺の異世界転生を手伝う為にここに来たって訳。これで良いか?」
「あんたにしては理解が早いじゃない。あと、ニート神言うな!」
は?ニートだし。実際w
あれ?でも働いてる、のかな?これは。
「んじゃ。早速取り掛かるぞ!ド貧乳神様!」
「だーれーがー貧乳ですかー!」
「だって俺から見てもAAだぞ。」
「AAじゃ無いし!Aだし!……ハッ!何言わせてくれんのよこのド変態!」
いや自分で言ったじゃん…
やっぱりニート神の方がしっくりくるなw
「そろそろ俺の過ちの数を教えて頂きたいのだが…」
「そうよね。じゃ、教えるね。」
ニート神が、なんかパッド(胸パッドでは無い)を出して、調べ始めた。
こんなのあったんだね…あれ?なんか顔が真っ青になって…
そしてこっちを向いて、ニコッと笑った
「じゃー発表します!あんたの過ちの数は……ジャカジャカジャカジャカ...デン!」
御大層な効果音だこと。
「100個!キリのいい数でよかったわねww」
は?
「はぁぁぁああああああ!?いや100個っていくらなんでも…嘘だよな…」
「はい!そんなの言ってないで早く取り掛かる!ほらほら!」
どんなテンションなんだよこいつ…
「は、はぁ…(本当にうまくいくんだろーか…?)」
「じゃーまず1個目!一番簡単なのだから、うまくいく!…と思う!」
「なんで『…と思う!』なんだよ…まーやってみるわw
「内容は、小4の時にサッカーボールが当たって、キレたことだってwww。そっからあんたの友達関係が潰れたのねww」
結論。
・こいつウザい。
「たーしーかーにー自分でもダサいと思ったけど…いくらなんでもそんなに過剰反応しなくても…ねぇ。」
「だっ…だってぇぇーwww。遊びだよ!遊びに本気になるなんてww...ダッサww」
最後の『ダッサ』いらなくね?
「ほんっとウザいな。お前。でも、確かに簡単だな。んじゃいくか。」
「それじゃ。『時間歪曲』!」
名前ダセェな。
何もかもダセェ。コイツ。
……あ、俺もか。