俺様の「美しき」プロローグ。
日常、んなもんクソ喰らえだよ…
高2(もうすぐ高3)の俺、秋月翔は、心の中でつぶやき、PCを開く。ネトゲの通知が来てたのでネトゲを開く。ちょうどログボも欲しかったし。
このネトゲは異世界転生のゲーム。まあ、日常には起こりえないんだがな……………だが、そこがおもしれーんだ!起こらないからおもしろい。分かる?
いやなにいってんだおれだれにむかっていっているのなんかこわいよゆうれいとかいるの「わかる?」ってなにはずかしい
ふぅ。まあともかく、俺はこんなやつだ。
“非日常に憧れる引きオタニートネトゲ廃人童貞クソ野郎”なんだよ。
いやなに最後おかしいよ。いや最後だけじゃないよ。おかしいの。童貞ておい。しかも自分で言ってるし。認めちゃってるし。
はぁ。んで、今俺は自宅で春休みを満喫している。つまりネトゲ三昧てわけ。
しかし。春休みも残すところあと二日。泣きたい。
そんな自堕落な生活を二日続けた結果…
眠気がおさまらんわ身体の節々が痛いわなんかだるいわって状態になってるわけ。
でも始業式だから行かねばならん。ずっと自宅警備員になっときたいのに…畜生!
登校しようと思った。
でも登校できなかった。
何故登校できなかったって?
それ俺が一番聞きたいわ。
事実を言うと…死んだ。
なに急にって思うけど死んだ。
トラックに轢かれて死んだ。
おかしいと思うくらいあっけなく死んだ。
あぁ…俺が動けるオタクだったら良かったのに…
いや今はこんな事後悔しても意味ないぞ!俺!
あれ、なんか変なテンションになってるし!
ふと気がつくと、真っ暗なところにいた。
あ!コレって異世界転生のやつだよな。絶対そーだよな。
神様みたいな人が来て、異世界転生してくれるやつだよな。うんそうだ。そうに違いない。
そんな事を考えてると目を疑う出来事が起こった。
美しい光が一つに集まり、一人の女性の姿となった。
これってやっぱり…
ktkr!神様みたいな人がこっちに来る!しかも超絶美人だし!
「あのー。これって、異世界転生のやつなの?」
俺の望みが叶うんだ!ついに!長年の願い(?)が…
そして、彼女は、ゆっくりと伝えたのであった。
「あ、無理です。だるいんで。自力で頑張って。ふぁいとー」