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惰性垂れ流し  作者: 残り45分8秒
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005

どうすれば俺は真人間になれるのか、と思ったことがあったのだが、周りに真人間がいなかったので人に聞くことなどできず、自分探しの旅に出ようとしたこともあったが今は外に出ることもせず、こないだ久しぶりに鏡を見たらほとんど日焼けしていなかったので肌が白く、これは病的なまでの白さという表現がばっちりはまる色に、きっとこの白さは女性に憧れるだろうと思った俺を叱りつけたのは何故か家に来た、家に居た叔母で、正直俺はこの人を恐怖の権化にしか見えないわけだが、確か子供の頃もさんざん怒られてきたもので、この人は何故俺をねちねち小言で追い詰めてくるのだろうか幼心に思ったけれども今なら分からないこともなくはないけど、これではわかったのか分からなかったのかわからないでは、ややこしいからもういいとして、なんとなくこの人が怒る理由はこんなのにならないで欲しかった、こんなのが親戚なんて嫌だ、とかそんなもんじゃないかと、ちなみにこんなのっていうのは今の俺の事なので特に気にする必要もない、というか絶対そんな理由ではないと俺でもわかるけどもマイナス方向に成長した俺をいまさら怒っても馬の耳に念仏とかなんとかと、同じなわけで、そんなこと聞いてもいませんけどすみませんがまだ独身なんですかとふざけた口調で訊いたら思い切りぶん殴られ、グーパンをもらったあとの一言は涙目で独身だと大声で叫ばれ、そのあとに叔母の右足、親戚じゅうでダイヤモンドの右足と呼ばれたそれを脇腹で受けて全く声も出ないまま壁に激突、学んだことはただ一つ、分かりきったこと、女性は絶対に怒らせてはいけないと、忘れるかもしれないけど覚えておこうとして、やはり俺は駄目だろうと実感、かと言って努力しないという真面目な、いや、一般人にも怒られそうな考えを左脳あたりがやっているのも気づかず右脳が命の危機にSAN値がピンチだとお知らせしていたとき、叔母がパソコンのディスプレイを見て、固まり、やっていたのはエロゲ、しかも現在映っているのは18禁の状態、まさか人が来るとも思ってなかったし、そんなことがあっても何らおかしくな、何と言うことだ、叔母が今までで一番の鬼のような形相でこちらを見つめ、ひた、ひた、と歩いてきたではないかとその瞬間気づいたら痛い痛い痛い痛いアイアンクローを中3以来にされて、なんか目が覚めてごめんなさいと全力で謝ろうとしたが痛みのあまり悲鳴みたいなのしか出ないまま謝らないとやめないと言われたので走馬灯をしっかりと見て、自分の罪が何千個あるのか確かめてやろうと、死を覚悟、覚悟を決めた人間の底力見せてやろうとして、それを何故ほかのことに使わず、こんな時に使ってしまうのか、それは全く分らないが、色々と叔母に訊きたいこと、例えば何故来たのか、などなどあるので諦めて死ぬより知りたいという欲求のほうが勝ってそうそう出てこない本気が出てきてごめんなさいの一言が口からこんにちは、アイアンクローから脱出とともに叔母から距離を、間合いをとってなんで来たのか訊いたら、今日は何月の何日何曜日であるかを訊いてきたので質問を質問で返すなと思いつつ、逆らえばまたアイアンクローだということになるので、今日が何月なのか、何日なのか思い出そうとして、思い出そうとして思い出せないという現代社会においては致命的とか言われたことのある俺の脳みそはいつものように信頼と安定の容量不足で覚えていないのはさておいて、ところで別に俺は日付とかなくてもなんとなく生きて行ける人間なので覚えてないのも当然、というわけで素直にわかりません、教えてくださいとやってみれば、叔母は呆れながらも八月十四日だと教えてくれて、つまりなるほど今日は既にお盆だったのか、時間が進むのが早く感じてきたのできっと老いて来たのだろうと叔母が訊いたら完全にブチギレそうなことを思いつつ、じゃあ明日は八月十五日ですネと言ってみて、なぜ言ったと後悔してもいつものようにもう遅く、完全に怒ってしまったであろう叔母は俺に近づいて、そこからの記憶はすっぽりと抜けていた。

どんどん文字数が増えてきて、正直どんどん読みづらくなってきました。自分でもわかってます。

なんかこのままだと2000文字とかなりそうで怖いですね。

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