表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/90

53話 頼介

最近、GINJIが冷たい。


メシの約束をキャンセルされた時は、きっと忙しいんだなと思ったんだけど、やっぱり違う。

俺が仕事復帰しても、マトモに話しかけてもくれない。


俺、何か悪い事したかな?


考えれば、なんか思い当たる事だらけだ。


仕事終わりのGINJIを捕まえて、話をしようとしたけれど、素っ気なく置いていかれてしまった。

一応、声はかけてくれたけれど、目すら合わせてくれなかった。


なんか泣きそうになってしまった。

NAOTOとUSHIOが慰めてくれて、メシでも行こうかと誘ってくれたけれど、そんな気分にもなれず、送ってくれると言った佐久間さんも断って、1人でトボトボと帰っていった。


1人で街を歩く。

なんかすごく寂しくなってしまった。

泣くのを我慢しながら、歩いていると、後ろから声をかけられた。


「頼介さん?どうしたんですか?」


振り返ると、春香ちゃんだった。


「春香ちゃんこそ、どうしたの?こんなところで。」

「私は仕事が終わって、マネージャーに送られて、帰ろうとしたんですけれど、頼介さんの姿が見えたんで、降りて来ちゃいました。」


そんな事をいう春香ちゃんの後ろには、多分、マネージャーだろう女性が困った顔をして立っていた。

春香ちゃんがそのマネージャーさん二言三言交わすと、マネージャーさんは渋々といった様子で、春香ちゃんを置いて帰っていった。


「頼介さん、大丈夫ですか?何か思いつめたお顔ですけれど…。」


そう言われて、また泣きそうになる。

すると、春香ちゃんは慌てて

「どこか落ち着ける店に行きましょう。ね、頼介さん。」

と言って、俺の手を取り、歩き出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ