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あくる日の朝、少女はかたらん男の下へ
朝。
起きたら朝である。
宮は布団からはい出ると、淡い陽光に誘われるように庭に面した廊下へと出る。外には鎧を着た二人の男が散策しながら庭を巡っていた。
宮は自分を起こしに廊下を歩いてくる間々を見つけて駆け寄ると、
「ねえ、間々。あの人たちはどうですの?」
間々は宮の言った通りにその男たちを見ると納得した。
「たぶん、見た限りお暇なのだと思います」
「では、彼らにお話を聞いてもよろしいですの?」
「それは相手の状況にもよるところがあります。ですから、一応の確認はとってからお話しをしてもらうのが良いかと」
「ならば、善は急げですのよ」
そういうと宮は急いで土足用の靴に履きかえると、その男たちへと向かって行った。
「ま、まってください、宮様!」
間々は飛び出した宮にそういうと、同様に靴を履いて宮を追った。




