表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
道中譚~宮編~  作者:
4/10

少女の心配事、未だ起きぬ事の心配

今宵、宮と胡月は布団を並べて敷き就寝をしていた。だが、実際のところ、宮は眠れていなかった。一応は布団に入ったため、寝るということは完了していたが、ある心配事のおかげで眠ることの完了が為されずにいた。その心配事とは未の刻下がりに胡月が言ったことであった。

「ま、まさか、そんなに近くにいるなんて……」

宮はため息をして、隣でとうに寝ている胡月に顔を向けた。

……全く、自分で種を蒔いといてぐっすりですのね。

こっちはあなたのおかげで今日眠れないのかもしれませんのに。

宮は少し胡月の事を憎らしげに思うと、その心配事に思いを馳せた。

……でもどうすべきですの?そこにいると分かった以上警戒しなきゃいけないのは当然として、明日帰るとき危険はあるんですの……?謀反人の方が明日の午の刻までに捕まってしまったりはしませんの?そうなったらうれしいですの。

宮はごろんと向き直った。

「はあ、こんなことを考えても仕方ありませんわね……。さっさと寝てしまいませんと」

そういうと宮は布団を頭から被った。そして、心配事を考えないようにこれ以上考えないようにするため、お気に入りの句でも思い出していくうちに、ゆっくりと眠りに落ちていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ