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クエストクリア! 60秒後に(ry

おや……レヴィの様子が……?

小瓶入りのバッグをぶつけないよう気をつけながら、門まで歩いた。


「お、戻ってきましたか。依頼の方はどうでした?」


「成功ですよ。」


「それは良かった。この調子なら発行料返済もすぐですね。」


「頑張ります!」


門番の兵士と会話し、扉を開けてもらう。


正則は上機嫌のまま歩き、ギルドに入った。


「おかえりなさいませ、マサノリ様。」


「これが依頼の体液です。」


そう言って、バッグから小瓶を2つ取り出しカウンターに並べた。


「確認致します……確かにヒュージバグ二匹分の体液です。これにて依頼は完遂となります。」


受付嬢はカウンターの下から小袋を取り出した。


「こちらが報酬の1000ユピとなります。ご確認ください。」


手渡された小袋からは銅色の硬化が覗いていた。


10枚の銅貨が入っていた事から察するに、一枚100ユピの価値があるようだ。


「確認しました。ありがとうございます。」


「では、またのご利用をお待ちしています。」


「聞きたいことがあるんですけど」


「何でしょうか?」


「この辺りで安値の宿は有りますでしょうか?」


「そうですね……安値の宿となりますと、ここを出て、右に行った先に[憩いの場]という宿がございます。そこが私の知る限りでは一番の安値ですよ。」


「[憩いの場]ですね、ありがとうございます。」


受付嬢に礼を言うと正則はギルドを後にした。


受付嬢の言う通りに右に行くと、大きく[憩いの場]と書かれた看板が目に入った。


「受付嬢が言ってたのはここか……」


「なんだかボロっちいわね……」


「文句言うなよ。」


「ま、本の中に居る私には関係ないけど。」


「住めば都って言葉もある。まあ、入ってみようぜ。」


ドアを開けると、テーブルがひとつ、階段の隣にあるカウンターにいかつい顔したオッサンが立っていた。


「らっしゃい、泊まりかい?」


「いくらになりますか。」


「飯付き一泊だけなら200ユピ、1週間連続なら1000ユピだ。」


レヴィに聞いても高いか安いかは分からないと言われた。

1ユピの価値が分からないのではっきりとは言えないがあの依頼で1000ユピ貰える事を考えると、受付嬢の言うとおり確かに安いのだろう。

ギルドに所属している人間がたくさん居るなら多少安くてもお釣りが来るのかもしれない。明日にでも店を軽くみて回って金銭価値を確認してこよう。


「じゃあ一週間で」


「あいよ、部屋は二階に上がって一番最初の左の扉だ。一号室って書いてある所だから間違えるなよ。」


「分かりました。」


ルームキー等は無いようだ。そもそも鍵があるのかすら分からない。

とにかく行ってみよう。


「値段の割には……」


部屋にあったのはベッド、机、椅子だった。

最安値だと言っていたので最悪ベッドだけだと思っていた分、机と椅子があるのは意外だった。

大きさは畳8条と言ったところか。

一人で泊まるには充分すぎるくらいの大きさだ。


「見た目ボロい割に部屋はまあまあかしらね。」


レヴィも大きな不満は無いようだ。


ベッドに座るとどっと疲れが出てきた。無理もない、激動の一日であったと言える。現代のモヤシっ子である自分なりに頑張った方だと思う。


「一段落ついたようだし、当分の方針を決めておいた方がいいな。」


「そうね。」


二人で話合って決めた事は以下の3つである。


①発行料の返済

②英霊全書の機能を把握する。

③ユピテルの言っていた[異変]とは何か調べる。


「当分はこの3つを優先して行動しよう。」


「決まりね。」


今日はつかれたので早めにベッドに入る。早めに水浴びが出来る場所を探しておこう。



ベッドの中で英霊全書を開く。文字が書かれているのはやはり[レヴィ]だけだ。ふと文字を指でなぞってみる。

すると全書が光りだし、辺りが光に包まれた。


光が消えた先に居たのは、羽の装飾が施された黒いローブを来た女性の姿だった。


「…………」


「…………」




「何よ」


「レヴィ……さん?」


「そうよ、私がレヴィよ。」


そういって黒い服に身を包んだ女性は自分の服や体を触り始める。


「今の私は実体を持っているって事になるのかしら。」


「恐らくは……」


「ちょっとその本見せなさい。」


そういって俺から本をひったくるレヴィ。

小柄な身長に焦げ茶色の髪をショートカットでまとめている。

有り大抵に言えば美少女である。


「……人を舐めまわすように見るのはやめてくれない?」


冷たい視線を浴びせられた。


「そういうつもりじゃなかったんだが。」


「改めて言うのも何だけどレヴィよ、宜しく。」


「よ、宜しく」


初ねえ……とレヴィはクスクス笑っている。


「それで、何かわかったのか?」


「あんた、本の一番最初のページがくっついていて気付かなかったみたいね。ここに色々書いてあるわよ。」


そう言って本を開いてよこした。1ページだと思っていたのは2ページ分だったらしい。

作者のゴーリキーとユンゲラーはいつ進化するのだろうか……

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