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ギルドカード発行

そろそろ戦闘描写に入る・・・かも。

ギルドの扉を開けるとそこには酒場のような場所だった。


「うわ……酒臭……」


「こんな時間から酒飲んでるオッサンとか程度が知れてるわね。」


取り敢えず正面のカウンターへと向かう。


カウンターには茶色の長い髪をポニーテールにした綺麗なお姉さんが立っていた。異世界の美人率と質の高さには恐れ入る。


「いらっしゃませ、初めてのご利用でしょうか、本日はどのような要件でしょうか?」


「実は…………」


と言って事情を言い、門で貰った書類を手渡す。


「はい、分かりました。ギルドカードの発行ですね。発行料金として1500ユピがかかりますが宜しいですか?」


「う……」


「お持ちでない……と。」


「はい、なんとかなりませんか?」


「その場合は2週間の猶予を授けますので、その間に返済して頂くことになりますが宜しいですか?」


「はい、それでお願いします。」


「では、こちらに改めて名前、性別、特技等の記入をお願いします。」


「はい、分かりました。」


名前、性別は良いとして特技か・・・


「あたしが魔法を代替で行使すればいいから、特技欄には取り敢えずさっき成功した風属性魔法と書いちゃいなさいよ。」


その手があったか。そういえば属性ってどういうのがあるんだ?


「属性には大きく分けて 火、水、風、土の四大属性があるわ。

また、そこからの派生属性として熱、氷、雷、金属があるの。

この辺まではそこら辺探せば1~2属性持ってる奴はゴロゴロ居るわ。

三属性持ちあたりから希少価値が出てくるの。

そして光、闇属性と呼ばれる属性は今の所数が少ないわ。

発現する人が少ないの。

その為闇や光の属性持ちは子孫への遺伝や家に泊をつけるために貴族が囲う事が多いのよ。

だから光や闇持ちは貴族に多いわね。

まあ私も闇属性持ってるけど。ちなみに派生として暗黒、聖光属性なんてのもあるわよ。それこそ歴史にちらほらと名前が出るくらいだけどね。

他にも音や星なんてのもあるって噂よ。そして魔力を属性に変換しないで使う場合、それを無属性と言うわ。転移や魔法陣などに使われているの。」


「成る程……属性ってたくさんあるのな。待てよ、エアクッションの時体から何か抜けるような感覚したんだがあれは俺の魔力を使ったってことなんだよな?てことは俺には少なくとも無と風の適正はあるってことか?」


「そうなるわね。もしかしたらその本のおかげで使えてるだけかもしれないけど、それなら闇も使えるかもね。あたし以外にも呼び出せるようになったら試して見なさいな。」


「どうやら検証が必要みたいだな……取り敢えず無、風属性……っと。」


最後に特技欄を記入し終えてから受付嬢に手渡す。


「確認いたしますね……成る程、風属性の適正をお持ちですか。」


「はい。」


「でしたら、発行料返済も兼ねて討伐依頼を受けてみてはいかがでしょうか?」


「討伐依頼ですか……どのような依頼があるんですか?」


「貴方の暫定ギルドランクはEとなります。なので受注出来る討伐依頼はこちらになります。」


そういって受付嬢は依頼書を手渡す


[ヒュージバグの体液の収集]


依頼者 ベック(行商人)


報酬 1000ユピ~数により変動


依頼内容

ヒュージバグから取れる体液を集めてきて欲しい。数に指定は無いが最低でもこちらで支給する小瓶二本分は集めて来て欲しい。


期間3日



「ヒュージバグ?」


「初めて聞くわね……」


レイヴェも知らないようだ。


「ヒュージバグとは大雑把に言ってしまえば大きな芋虫です。

ヒュージバグから取れる粘性の体液は接着剤や薬剤の生成等と使用用途が多岐に渡るためよく依頼が飛び込んで来ます。

また草食の為、人に危害を加える事も少ないので、初心者にうってつけの相手として親しまれているんですよ。」


「芋虫……」


レヴィが嫌そうな声を上げる。女性だし無視が苦手なのはあり得るよな。


「レヴィは虫嫌いなのか?」


「あんなのの何がいいのよ……気持ち悪い。」


これ・・・大丈夫かな・・・?心配になってきた。


何にしても発行料を返済したいので依頼を受ける。


「分かりました。この依頼を受けます。」


「では、ギルドカードを発行いたしますので少々お待ちください。」


しばらく待ってると受付嬢が戻って来た。


「おまたせいたしました、こちらがマサノリ様のギルドカードになります。」


渡されたのは長方形の薄い金属に何かの革で装飾されたカードだった。表面に文字が書いてある。


「紛失した場合再度発行料がかかりますのでご注意ください。」


返済料が倍になってはたまらないのでしっかりポケットに入れておく。

ポケットに手を入れた段階で自分の服装がこちらに来る前と変わって居ないことに気づいた。

白のワイシャツに緑のカーゴパンツである。周りの反応を見る限りそこまでおかしい格好では無いらしい。小説だと学ランやブレザーなどで転生する奴が居ることを考えると自分は運が良かったかもしれない。


「ヒュージバグが居るのは門を出て、右にある森です。

こちらが依頼者から支給された小瓶と桐です。では、行ってらっしゃいませ。」


「行ってきます」


正則は受付嬢にそう言うと、ギルドを出た。

服装の事を失念していた・・・

正則の服装は私服+メッセンジャーバックです。

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