家、(とりあえず)完成!
翌日、テントから這い出た私は太陽の光に顔を手で塞いだ。
「眩しい……」
うーんと背伸びした私は今日の計画を練る。
「今日は外観を作りますか、いつ天候が悪くなるか分からないから屋根は必要よね」
私は懐から鈴を取り出しチリンチリンと鳴らした。
すると地面からボコボコと人型のゴーレムが現れた。
「これから家を作るから手伝ってちょうだい」
私はゴーレム達に指示を出して木材を運ばせた。
ゴーレムも土魔法の1つで簡易的に契約して言う事を聞いてくれる。
臨時のお手伝いみたいな物だ。
ゴーレム達にアレコレと指示を出しつつ脳内にある家の設計図を図面に書き出していく。
そして1日で外観が出来上がった。
これで雨風は大丈夫だろう。
ゴーレム達は役目を終えて大地へと帰って行った。
扉とか窓とかはまだ無いし家具も無い。
まぁベットとかタンスなどの大きな家具は実家の部屋から持ち込めば大丈夫だし他の建具は職人に頼んで作れば大丈夫だ。
「この木の匂いが気持ちいいのよね〜」
スーッと息を吸うと木の匂いが鼻に入ってくる。
「住まいは確保出来たし次は食べ物よね」
外に出た私は家の近くに木の枝で囲いを地面に書いた。
「ここを畑の予定地にしましょう」
ただ地面が乾いているのでこのままでは作物は育たない。
「そういえば森の近くに川が流れていたわね、だから水はある筈なのよ、ゴーレムも普通に作れる訳だし……」
ゴーレムを作るには土もそうだけど水も必要になる。
土と水のバランスが悪ければ力の無いゴーレムが出来る。
でも、今日作ったゴーレム達は普通のゴーレムだった、という事は水脈がある、と言う事だ。
「よし、水脈を探し出して井戸を作るわよ!」
次の目標が出来た。