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家造り、開始!

「テント設置完了〜」


 簡易的テントが出来上がり1人ご満悦である。


 テントと言っても竹で枠組み作ってその上に布を被せた物だ。


 布だって実家から持ってきた必要の無い布だ。


 因みにベットではなく寝袋だ。


 公爵令嬢が寝袋で寝れるのか、と思う方もいらっしゃると思うけど問題無い。


 お父様の趣味が狩猟で野営をやる事もしばしばで私もついて行った事がある、つまり経験済。


「さて、早速家造りを始めますか」


 私は大地に手をやるとボコボコと盛り上がる。


 土魔法を使って土台を作る。


 土台をしっかりしないと災害の時に潰れたら何も意味が無い。


 次は家の材料である木材を取りに森の中へと入って行く。


 家を作るにはやはり丈夫な木材が必要、そうなるとやはり大木辺りがほしい。


 と、森の奥にちょうど良い感じの大木を発見した。


「これぐらいの大木だったら1人住まいの小屋が出来るわ」


 一応、私は大木の前で祈りを捧げた。


「この森の主様、伐採する事をお許しください」


 この国では精霊を信じている。


 精霊の加護あってこそ国が成り立っている、と幼い頃から教わっている。


 だから何事も精霊の許可が必要だ。


 許可が出れば何事も無いんだけど許可が出なければ良くない事が起こる。


 うちの領地ではないけど別の領地で水門を作る工事をしていたんだけど何故か大雨で川が氾濫したり日照りが強くて作物が育たなかった、と被害が出てしまい『精霊の怒りを買ってしまったんじゃないか』と噂された事がある。


 まぁ、そこは金儲け主義で精霊も信じてなかったみたいで結局破産してしまい爵位を返上して平民になった。


 こんな事例が偶にあるので馬鹿に出来ないのである。


 祈りを捧げた後、私は風魔法を使い大木を切断、あっという間に角材に変わった。


「うんうん、十分ね」


 出来た角材は持ってきたソリに乗せて何回も移動して持っていった。


「流石に疲れたわね、家造りは明日からにしましょうか」


 持ってきたパンを夕食にして就寝した。   

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