表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

【プロットタイプ】当たり前じゃない

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

懐かしい。って思わないのは、其れがあるのが当然だから。

休日が終わろうとしている。休日の午後になると淡々と読書に励むか、延々とスマホを弄るだけの同居人が、今日は積極的に絡んで来る。具体的に言えば、ソファに腰掛けた俺に馬乗りになる様に、覆いかぶさって来た。俺の声は聞くつもりは毛頭無いようで、頭上にはヘッドホン。

雰囲気は深淵までは行かないまでも、其れに限りなく近い。兎に角ギラギラしていて、制御不能。早くどうにかしろ、女帝。

鬱陶しくなって、顔面に手を当てた。そのまま引き離す。しかし其れに対抗する様に、ぐりぐりと体を押し付けて来る。

「うぜぇ」

鏡花は顔を顰める。当たり前だが声が聞きにくかった様で、頭上に被さっていたヘッドホン引き剥がす。

「何か」

「うぜぇ」

「まぁまぁそう言わず〜!!」

何時も通りだとは思う。だが若干違う。疑問点を言葉にする事は難しいが、方向性が違うのだ。この時の対処法は脳裏に刻まれて居ないので、取り敢えずなすがままになる。

脳を回そう。きっかけはなんだ。いつもと違う方向性に傾いた理由は。

「あんさー、小学生から中学生の時、大抵『良いな』って思ったの、全部〇〇〇〇・〇〇〇の曲なの!!」

そう言えば、と思う。鏡花の子守り歌は〇〇〇〇の『恋の〇〇〇〇』。そして今上げたグループ名は、ノリの軽い曲をメインに作っていたはず。それもかなり込み入った、エロを求める様な。

性に奔放なのは高校に入ってからではなかったのか。小中の辺りから頭のネジを飛ばしていたのか。そうなるともう、取り返しは付かないのではなかろうか。

「でも最近聞いてなくって、偶サイトに出て来たから聞いたの。良い曲は何時聞いても良い曲なんだよ」

野暮な考えをした自分を恥じた。無垢な生き物に対して、歌詞の内容だけで善し悪を判断させるのは、土台難しい話だ。ただ『なんか良かったから』という純粋な気持ちを踏み躙る行為に他ならない。

声には出して居ないが、詫びのつもりで髪を撫でる。変わらず柔らかい。

「あ、優しい。そうそうそれで、『懐かしい』って気持ちってさ、一種の思い出じゃん? それって今、当たり前にあるものに対しては絶対感じないと思ったんだよ。だから、抱き着きたくなった。当たり前じゃないならば、もっと大切にしたいと思った」

其れから暫く同居人は俺の体に絡み付いて来た。

当たり前ではない。か。

見ようによっては下ネタかも知れない後書き。

だから真剣です。


何故、年齢指定したか。

別にしなくても大丈夫なんですが、『なんか危ない気がする』という私の価値観で付けてます。

『エロ』とか書かれてると、なんか込み入り過ぎじゃない? とは思ってしまうこと。


でも『際どい』とか『生々しい』じゃないんだよ!!

『〇〇〇〇・レンジ』の曲は!! パリピの陽キャのなんか気だるい曲なんだよ!! そしてあれは『エロ』なんだよ!!

分かるかな。この気持ち。括りが違う。


んでもって、当時ネット環境ではなかったので、テレビから流れてくるのが全てでした。

好きだったの『〇〇〇〇太陽』と『〇〇ローション』、『〇 (異色の凄くしっとりした曲)』。

思い出なんですよ。例え記憶の中で色褪せても、それさえ愛おしい。


でもそうして『懐かしい』って思うの、当たり前に目の前にあるものに対しては感じないんですよ。

一度離れないと湧かない感情だから。

でも別れがある時点で『当たり前』じゃない。

だから大切に思わないといけない。


ちなみに、鏡花は瑠衣に自分から迫る程、性には奔放。

幼少期からネジが何処飛んでる。その片鱗が選曲。

その部分が『深淵』。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ