1章5話
展開を色々考えていたら更新遅れてしまいました。
それでも納得いく展開にもっていきたいものですよね^^
はい!言い訳ですw
すいませんでした><
時刻は午後11時40分だった。
いつごろか使っている熊さんのキャラクター目覚まし時計。
思考することをやめたい時、私はベッドの上から、この時計を眺める。
秒針の規則的な動きをただただ眺める。
退屈で惰性でどうしようもなく無駄な時間を過ごしていると頭の中に沸き廻る煙が白く晴れ、自然と眠気が襲い、気がつくと翌朝になっているという。私にとってのストレス解消法というかもはや儀式、いやせめてオマジナイの類だと思ってくれると嬉しい。
しかし、今日は百戦錬磨のオマジナイの効果が薄い。
渦巻く黒く黄色く赤いの混じった煙が煙が晴れずにいる。
これが精神不安定の状態というのだろうか・・・。
『ほらソコの女もチラチラこっち見てますし』
あの一言に込められた彼の私への認識。
大勢の中の異性の一人。
個性ではなく人間として、個体ではなく総称。
そんな風に思われている事にも腹がたった。
自分はそんな立派なカリスマ性女子高生だとは思っていないが、
そうなってみたい。
そうなりたい。という願望くらいある。
それが傷つけられた気がした。
やや不貞腐れモードの私は、ベッドからはい起き、時計を机に置いて携帯電話を取った。
こういう眠れない時はお喋りするのがイチバン!と京子に電話をかけた。
しかしその晩京子が電話に出ることは無かった・・・。
翌日、京子は学校に来なかった。
風邪でもひいたのだろうか?
入学してからニコニコ元気印の京子が休むのは初めてだった。
私はどちらかというと、彼女の体調を気遣う事よりも、今日1日、京子がいないせいで寂しくつまらない時間を過ごしてしまった事に比重を置いていた。
悪いことにそんな日に限って夏休みに行われる新入生親睦旅行の班決めをすることになり、あやうく春日佐藤グループに取り込まれる所だった。
気のせいか彼女たちは私を結構好意的に捉えている気がする。
それ自体は嬉しい事なのだが、欠席している京子を別のあまり仲良くしたことが無いグループに入れようとしたことは頂けない。
まぁ結局、委員長の吉井香織ちゃんが上手く取り持って、京子と私、香織ちゃんの3人で班を作ることが出来た。香織ちゃんを見ていると、HR中パソコンでソリティアをやっている林先生よりよっぽど先生らしいと思ってしまう。
さておき、午後のHRを終え、溜まった鬱憤を晴らそうとバスケで晴らそうと無駄にやる気の満ちた私は部活の行われる体育館に向かおうとした所、体育館前の女子トイレ前で春日さんと左藤さんと香織ちゃんが話しているのを見つけた。
これはと直感がよぎり気づかれないように彼女達から数メートル離れた塀に身を隠しながら話を伺うことにする。
「ねぇ吉井さん?アンタさぁ、なんで私達が雛形さんと仲良くする事を邪魔すんの?」
「ちょっとマジでカチンときちゃったんだけど」
先に喋ったのは春日さんで後が佐藤さん。
「2人とも・・・私、そういうつもりじゃなかったの。ただ京子ちゃんが雛形さんと一緒になりたいだろうなって思っただけ・・・・そういうつもりは無かったの」
まるで中学生が気に入らない後輩にケジメをつけさせているような状況だった。
香織ちゃんの声には嗚咽が混じり、今にも泣き出しそうな感じだ。
「別にアンタのそういう優しさみたいなの?馬鹿にするわけじゃないんだけど、これ以上私達の勘に触るような事しないでくれるぅ?」声だけからでも伝わる春日さんの威圧的な態度に佐藤さんも続く。
「いいんちょってさぁ、将来は先生になりたいんでしょ?
だったらこういう人間関係って円滑にしないと駄目なのわかるでしょぉ?」
「・・・それは・・・そうです」
「うんうん。吉井さんは物分りのいい子だね。だいたい京子ってさ、初めて会った時からっ気に入らなかったんだよね」
「チビ豚のくせに最近の女子高生気取りでなんか癪よね」
こ・・・こいつら・・・許さない・・・。
私の血管は破裂寸前沸点なんかとっくに過ぎた。
ただでさえ私はここ最近フラストレーションが溜まっている。
破裂する理由なんてなんでも良かったのかもしれない。
それが親友を罵倒されたという理由だけだったのかもしれない。
それでも私を怒らすには充分すぎる理由だった。
京子は確かに少しぽっちゃりした体型をしてる。春日さんや佐藤さんに比べるとそれは確かに見劣りするかもしれない。
でも彼女は・・・。
次の言葉・・・。
彼女を擁護する。
京子の容姿を良く形容する言葉が見つからない。
怒りの感情が冷めていく・・・。
白く水水しい透明感のある肌というわけではない、むしろ思春期特有の肌荒れや染みのほうが目立つ彼女の容姿。
いうならば素朴、しかしその言葉は現代の私達女子高生の目指す女性像には反意の言葉。
ならば純情、清廉潔白な意味での純情ではない。時に嫉妬し、思ってもいない事を口にしてしまう幼さをもつ、女性らしい意味での純情。
駄目、その言葉も私達の世界では色あせてしまう・・・。
出てこない。
京子に魅力がないわけじゃない。ただそれは私の乏しいボキャブラリでは表現できないのだ。
悔しい。こういう時に地団駄を踏むって云うのね。
でも・・・そんなこと関係ない!
私は唇をかみ締め拳を固めた。不甲斐ないのは百も承知!明日から私も彼女達に嫌われるんだろうな・・・。
それでもいい!ふたたび思い出すように怒りという感情をこみ上げさせる。
私は自分の中にあるすべての正義感ごとく親友を罵倒されたという一点の理由のみで彼女達に殴りかかろうと足を踏み出した。
「あああぁぁぁぁあ」
殴り方なんて知らない。ただ利き腕の右腕を思い切り彼女達に振り下ろすだけだ。
私の咆哮に彼女らは気づき、驚愕という顔をしているのが見て取れた。
「キャーーーーー」
私が殴りかかろうとしているのがわかったのかその表情は恐怖を感じていた。
「待て」
その声と同時に振り上げた右腕の手首が掴まれ、突然進行方向とは逆に引っ張られ痛みを感じた。「イタい!」
後ろを振り返るようにして、声の主を探す。
私の手首を掴んでいた人物。
それは冴島誡だった。
どうも毎度おなじみ黒珈琲です。
おいおい悩んだわりに展開ベタすぎないか?と思われるかもしれませんねw
私も悩んだんですよ!そりゃーもートイレで必死に考えましたとも!(下品ですね)
結局自分の好きな、ある種、王道と呼ばれるパターンを選びました!これまたトイレで!(くどい作者に鉄槌を!)
トイレの話をしましょう!(なんじゃそりゃ)
ここ数日下痢で悩まされた作者は所用でホームセンターに行ったんですよ。そして買い物の最中、ウォシュレットタイプの便器が思わず目に入ったんですが、お値段なんと9万円!!9万円ですよ?
え?
反応ウス!
高くないですか?
同僚は同意してくれました。
しかし職場の学生達からするとそれほどでもないらしく、人生初めての格差社会を認識させらました(しかも中学生に)泣
悔しいです_| ̄|○ il||li
悔しいので次回の給料日から食費削って購入してやろうと思います!!
はい、なんかしょーもない後書きですね。
次回はもっとまともな事を書こうと思うので許してください・・・黒珈琲より