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1章3話

今回序盤が少しエッチィです><


「あぁぁ・・・いや・・・おじさん!はげしぃ・・・」

「おやおや、2人の時は啓示けいじって呼びなさいと教えたはずだろ」

「あん・・・あふぅ・・・そろそろ私・・・帰らなきゃ・・・あぁ」

「いくよ明菜ちゃん」


 男は私の中に思いっきりそれをブチマケて果てるように私を抱きしめた。

 人通りの少ない駐車場に車を止め車内で行為を繰り返すこと3回、衰えをみせないおじさんに少し呆れながらも強引に体を引き離す。このおじさんと肉体関係をもって3ヶ月程になるだろうか、実際の行為をしたのは今日を合わせて3回、イコールそれが私のSEX経験数となるわけだ。

 私はこの人が嫌いだ。

 シャツやスーツに染み付いた加齢臭と鼻を突く酸性汗の臭い―――クサイ

 決まって最初におじさんは私の体を舌で舐め回す―――キモチワルイ

果てるごとに私の脇の臭いを嗅いでは何度も隆起する男性器―――シツコイ

 今日は帰ったら即効で風呂場に行かなきゃ。


「おや、もうこんな時間か、私も帰らないと妻と娘に怪しまれてしまうな」

 そう言っておじさんはやっと私の体を求めるのを止め、財布を開き1万円札を5枚渡してきた。

「はい、お小遣いだよ明菜ちゃん。京子には内緒だよ」

 私は機械的に無心でそれを受け取る。


 時刻は10時を回っていた。

 中野坂上駅でおじさんと別れた私は歩きながら岐路についていた。

(腰がガタガタで足がおぼつかない・・・。タクシー呼ぼうかな・・・)

 賑わう大通りをふらふらと制服姿で歩く私はきっと奇異の視線で見られているだろうがこのさい無視する。

 道行く人々が店で働かないかと声をかけてくるが無視する。

 すると私に罵声の言葉がかかってくる・・・それも無視する。

 そんな悲観と疲労に包まれて無意識に歩いていると、自分が帰る方向を間違えていることに気づいた。

(うわ、最悪!近道とかするんじゃなかった!)

 見渡すとそこは私の住んでる古い下町住宅街とは違う近年急速に出来上がった高級住宅街だった。

 急速に発達した場所というものは案外整備が行き届きてなく、街灯の数が少なく、民家から漏れる光だけの付近は薄暗かった。

(ここからだと20分くらいまた歩かなきゃ・・・)

 と疲れていたとはいえ呆っとしていた自分に嘆く。

 すると不意に声がかかってきた。

「雛形?」

 振り向いて見るとそれは制服のカッターシャツを着て自転車に跨った相川君だった。コンビニにでも行ってきたのだろうか自転車の前かごには膨らみを帯びたコンビニのレジ袋が置いてある。

「こんばんわ相川君、どっかの帰りですかい?」と元気な姿を装い、軽い感じで挨拶を交わす。

「あぁ、いや、部活で遅くなったからこの近くの親戚の家でって・・・ってなんかお前フラフラじゃね?」

 彼は心配そうに自転車を降りて私に駆け寄ってきた。

「ちょっと歩き疲れて腰がね」っと苦笑気味に答えると家まで送ってくれると彼が言ってきた。

 普段なら断るところだが、正直ありがたい誘いなので甘えさせてもらうことにした。

 

 自転車の後部座席に座り彼の肩を掴みながら自転車は疾走する。

 2人乗りすると必然的に彼との距離が近くなり、自分の匂いが気になったが幸い後部座席に座る私の匂いは7月の生ぬるい風に飛ばされるだろうとタカをくくった。

「相川君2人乗り上手だね」

「慣れてるだけだよ」

「こうやって京子も送られていくんだねぇ」

「もう知ってるのか―――高校入って女子乗せたのは雛形が最初だけどな」

「おおー役得ぅ〜。京子に嫉妬されちゃうじゃない」

 後ろからでは彼の顔の表情は見えない。

「男は嫉妬してくれる女が多いほど良い男なんだぜ」

「なにそれー」

「それより雛形はなんでこんな時間にふらふら出歩いてんの?」

 この質問にちょっとドキっとしたが、知り合いと会ってたら遅れたとだけ伝えといた。  

 彼は「そっか」とだけ言うと自転車の速度を速めた。

 

 家の付近までくると彼にお礼だけ伝えて別れた。

 彼はオウじゃーな!っとだけ答えて颯爽と去っていった。

 一応、勘違いされても困るので京子にメールだけ入れとこうと思いながら、ただいまと気だるく玄関の扉を開けた。 

「おかえりアキちゃん」

 母が居間から顔をだしニヤリとそのふっくら丸みを帯びた頬を吊り上げた。

「なにお母さん?ニヤニヤして」

「アキちゃんがちゃんと女子高生してることに喜んでるだけよ」

「なにそれ?」

「清く正しい高校生らしい付き合いをしなさいね」

 親指を立てながらはじけんばかりの笑顔でそれだけ言うと母は居間の方へ戻っていった。

 どうやら母は私と相川君の仲を誤解しているようだったが、その誤解を解くことよりお風呂に入りたい気持ちが勝ったのでリビングで鼻歌混じりに洗濯物を畳む母をスルーした。

 制服を脱ぎハイソックスを脱いだところで鏡をみる。

 A4サイズほどの大きさの鏡が私の全身を映し出していた。

 そこには程よく茶に染まった肩先まで伸びる髪に、最近になって慣れ始めた化粧がのった骸骨のように白い肌に薄めの唇、丸みのないほっそりとした顔に華奢で膨らみに乏しい胸、バスケをしているせいか太ももだけが不釣合いに発達している。

(なんか汚いな私って・・・)

 そう思いながら私はハイソックスを洗濯機に乱暴に投げ入れた。

 

作者下痢気味につき短めでした><

すいませんw

本編が短い分、後書きは長めでw


「学生はいいよね!自由な時間いっぱいあってさ」なんて台詞を社会人になってよく耳にします。

しかし今思い出すと自分の学生高校時代に自由なんてそんなあったかな?っと最近思う作者です。

平日土日関係無く毎日ある部活・・・泣

休み代わりの定期試験期間とか・・・悲

お洒落とかにも気を使い始めて部活サボってこっそりバイトしたり・・・辛

家に帰ってもご飯食べて疲れてるから寝るだけ・・・体力皆無

考えてみると授業とか放課の時間のほうがフリータイムだった気が・・・駄目生徒


とまぁ部活なんてものは好きで始めて途中から義務感で参加してたような気もしますが、そんな中から仲間との連帯感は生まれたりもしますね。

おっと脱線してしまいましたが、人間、体は一つなわけで同時に色々な活動をするのは物理的に不可能なわけで、だからこそ学生には悔いのない選択をして欲しいものですよねぇ(この時点で上から目線の雰囲気が・・・サーセン)

まぁ結局何が言いたいかと云うと「間違っても軽い気持ちでラグビー部の門は叩かないほうが吉」って事ですw


作者は後悔してるのか?っと言われると声を大にして「してない!」と答えますがね。

それでも人間あの時他の事やってたらっと妄想を膨らませる時はあったりもしませんか・・・?

こんなところでお別れです次回の更新は7月31日!・・・だったらいいなぁw

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