閑話 その頃、他の転移者達は……
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「やった…… ボスを倒したぞ!」
タロウとハナが抜けた転移者達は……
「やっとかよ…… やっぱり、全員でダンジョン攻略は無理じゃねぇ?」
「だな…… 生産系を護りながら戦闘は鬼だし……」
「私達も…… 戦うのはちょっと……」
「初心者ダンジョンで死人も出してしまった……」
「あれは仕方無いよ…… 武器無しでモンスターに突っ込むなんて…… 誰も考えないもん……」
「ああ…… あれは自殺行為にしか見えなかった……」
初心者ダンジョンのパーティーアタックに馴れて、騎士無しで攻略を始めた時だった。
「やった…… 瞬間錬成を覚えた! 俺は無敵だ!」
錬金術士の青年が…… 瞬間錬成を覚えた瞬間にモンスターに突っ込み死亡したのだ。
「素材も無いのに、どうやって錬成する気だったんだろうね?」
「知らねぇよ…… そもそも覚えたばかりのスキルって弱いよな?」
「物によるけど…… どのスキルも使い込まないと難しいよ」
「ここ最近の漫画やアニメに影響されたんだろうけど……」
「実際問題…… 戦闘中に生産活動は無理ゲーでしょ? 集中してる間にモンスターが攻撃して来るから」
「うん…… 生産系の私には冒険は無理だわ…… 何処か安全な場所に生活しながら、みんなの冒険に役立つ物を作る事にするよ」
「そうだな…… 生産系職を無理に連れ歩くより、安全な場所で武器や防具にアイテムを作ってもらう方が…… お互いに安全な気がするな」
「俺達も足手まといになりたくないし…… ダンジョンを出たら、攻略組と生産組で別行動した方が良いよな」
「別行動…… できるかな?」
「何とか王様を説得しないとね……」
「とりあえず、ダンジョンを出てからだな…… アレ?」
「どうした?」
「出口の魔法陣が消えてる…… どうしよう!?」
「な!? ウソ? 閉じ込められた!?」
「えっ!? 何で!?」
何時もならば、ボスを倒した後に使える出口の転移魔法陣が…… 使える事を示す光が消えたままだった。
ダンジョンの際奥に閉じ込められた転移者達が、突然の出来事にパニックになる。
「ボス部屋の扉は!?」
「ダメ! 開かないよ!!」
「まさか…… 魔族の罠か!?」
「そんな…… じゃ、じゃあ!?」
「俺達は……」
『パン、パカ、パーン♪ 神、参上♪ 信じる者は救われる?』
地面からスモークと共に、光輝く人型が現れる!?
「へっ!?」
「か、神って……」
「何で疑問系なの!? 神なら信者を救ってよ!」
『いや…… 君達は転移者だから、私の信者では無いでしょうが?』
「「「「「そうだけど!?」」」」」
『じゃあ…… と言う訳で、君達を別の国に送るね♪』
「何で!?」
『あの国と教会は、魔族が紛れているのでね…… 安全な国へ飛ばす事にしたんだよ♪ 邪神に関係なければ魔族と仲良くしても良いんだけど…… あの国と教会は邪神派に乗っ取られたみたい』
「そんな…… じゃあ、戻ったら…… 俺達は……」
『魔族に利用されるだろうね♪ でも、大丈夫! 君達の荷物ごとまともな国に送るからね♪』
「荷物ごとって……」
『それじゃ、バイバイ♪』
転移者達の足下の地面が消えて、転移者達は落ちて行くのだった。
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