「実はな…… もう1つ、思い付いた事がある」
何時も、誤字脱字報告ありがとうございます。
「感覚的には…… Lvが2上がった感じ…… か?」
移動中に遭遇したモンスターを倒して、上がったステータスの感覚を確認した感じだと、索敵と身体の動きが少し速くなった感じだ……
「あるじさま、すごい!」
「あるじさま、つよい!」
双子のサラとラナが喜んでいるが、双子の弓の腕前もアドルフの言っていた様に急成長中だ。
「しかし、あらためて見ると…… 盾役が必要だな」
「そうね…… ジャンヌだけで防ぐには、人が増え過ぎたわ」
当たりはしなかったが…… 矢が後衛に飛んでしまった。
「次の目的は素材の確保だからな…… 効率を考えると別行動になるからな……」
「盾役が出来るのは…… ジャンヌとフレアくらいかしら?」
「アタイじゃあ、盾を持つぐらいしか出来ないよ。人を守るのは無理」
「今回のオーガの様なモンスターが、複数出たら危険です。何かしらの対策が急務です」
「こいつ…… デカゴブだと思ったら、オーガだったのか?」
俺達が遭遇したモンスター達の中に、一匹だけ大きい人型モンスターがいたが…… そいつが【オーガ】だった。
「始めて見たが…… サイズ以外なら人に近いなぁ」
「意外とテイマーには、人気なモンスターだったみたいよ」
「人型で力がありますから…… 戦士としてなら優秀ですね」
「ふ~ん……(うん? 待てよ…… 確か…… ゴブの時も)…… よし!」
「ちょっと、急に大きい声を出さないでよ! 何が〝よし!〟なのよ?」
「キャラクターにオーガが追加されてる」
「はあ!?」
「オーガのキャラクターが作れるぞ」
「本当ですか!?」
「あるじさま……」
「どうした? ラナ、サナ」
「キャラクターって……「なんですか?」」
「それは……」
「「それは?」」
「ないしょだ」
「「う~…… ないしょですか……」」
仲間はずれにされた様に項垂れるラナとサナに、罪悪感を感じながら……
俺のキャラクタークリエイトを知るメンバーと話し合う。
「実はな…… もう1つ、思い付いた事がある」
「それは?」
「俺が作ったモンスターキャラクターを、ハナちゃんがテイムする事だ」
「えっ、で、出来るんですか?」
「出来るかどうかは、やってみないと判らないな…… で、テイムするなら…… やっぱり女が良いか?」
「出来るんならば、女性同士が良いですね。テイムが出来なかった時は、男性だと恐いですから……」
「まぁ…… 確かに、キャラクターとは言え…… モンスターだからな」
みんなと話し合いながら、キャラクターの設定を決める。
「こんな感じか…… それじゃあ、呼び出すぞ!」
魔導家の一室で、オーガのキャラクターを呼び出すと……
「我を呼んだのは…… お主か?」
頭に角が生えた着物姿の美少女が現れた!?
誤字脱字報告と評価の星を付けて貰えると、助かります。