「あ、後ね。一緒に転移した人達で死人がでました。魂は回収出来たので、安心してね?」
またか… この電飾神が…
「前にも言ったけど… 考えてる事、まる聞こえだからね」
「失礼しました。神様、俺… また死にましたか?」
「いや、違うよ。今回はね… ちょっとした報告と君のユニークスキル付いて、追加の説明だね」
「報告に追加の説明ですか?」
「先ずは、報告からね。君達が倒したゴブリンジェネラル達だけどね… 魔王種になる直前でした! グッジョブだ! タロウ。ボーナス弾むよ♪」
「へっ… 魔王種?」
「あのジェネラルは、後ちょっとでキングに進化する処だったんだよ。しかも、ユニークで魔王化する処だったんだ… 危なかったね」
ヤバかったのか… 次は全力で逃げよう!
「あ、後ね。一緒に転移した人達で死人がでました。魂は回収出来たので、安心してね?」
えっ… マジで? 死んだの… 何で!
「えっとね… あ~ 錬金術士の男の子だね。マンガやアニメの戦闘系錬金術士と勘違いしたんだね… 生産職なのに最前線に出て、呆気なくモンスターに蹂躙されたみたい」
「魂は回収って… ?」
「あっ、魂を回収出来れば… 元の世界に帰す時に復活させる事が出来るからね。でも、気を付けて! モンスターには、魂を狙う者もいるからね」
「不用意に死ねないって事か?」
「そう… 君達、転移者は色々と特別なんだよ… 確かに君達は強い! その強さが知識を持つ魔物達に信仰を与えた… 転移者を食べれば進化出来ると」
「それじゃあ!?」
「そう… 転移者は、モンスター達に狙われている… 食べた処でユニークでもなければ… 変化はしない。何者かが魔物達を先導したんだろうね」
「その何者かは?」
「もう、生きて居ないだろうね… 犯人は、転移者に怨みを持つ人間だった。転移者にも… 色々いるからね」
「善人ばかりじゃないと?」
「そう、転移する人間は選べないからね… 此処からは、君のユニークスキル… 【キャラクタークリエイト】の追加の説明だね。スキルLvが上がるのが早いと、思わない?」
確かに… 特別なスキルなのに、通常スキルやジョブスキルよりも、Lvが上がる速度が早い…
「そうでしょ? 実はね… 君が作った人数分、常に経験値が入ってるみたいなんだよ。だから、今の君は… キャラクタークリエイトのスキルだけ、4倍の経験値が常に入ってる状態です♪ やったね! 家族が増えるよ?」
「マジですか!?」
「うん♪ 大マジです! あっ、そろそろ時間だ。ボーナスは、アイテムボックスの中に入れて置くから確認してね?」
「あ、はい」
「それじゃあね。頑張って生き延びてね… バ…イ… …」
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「…… 此処は…」
「あ! おいちゃん。起きた?」
「アリス…」
目が覚めると… 宿屋の部屋だった。
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