「やぁ… また来たね?」
「グオォォォ!」「グギゲェ~!」
ローザが最後のゴブリンメイジを仕留めたらしいな… アドルフとフレアが前に出て、エルと協力してゴブリンランサー2匹とやり合ってる。
俺とジャンヌは…
「来るぞ!」
『させません!』
「ギシャア!!!」
3メートルぐらい有るゴブリンジェネラルが振る大剣が俺に迫る!
ガキャン!『ぐうっ!』
ジェネラルと俺の間にジャンヌが盾を構えて割って入ると、大剣を盾で受け止める!
「このぉ~!」
「グオシャア!」
「くっ、浅いか!」
ジャンヌが攻撃を受けた隙に、ゴブリンジェネラルに斬りかかるが… それに気付いたゴブリンジェネラルが空いた手で殴り返して来た!?
俺は、その手を避けながら斬り付けるが… 避けた分攻撃が浅くなってしまう。
『甘いです!』ガン! ゴーン!
「ギャア!?」
反射的に俺を見たゴブリンジェネラルの隙を突き! ジャンヌが盾で大剣を弾き返し、体制を崩したゴブリンジェネラルの顎に向かい盾を振り上げた! シールドバッシュだ!!
「うおー!」
顎に打撃を受けたゴブリンジェネラルが膝から崩れ落ちた処に、斬り込む!
ドスッ!
「ギギャアァァ!」
「くっ…!?」
突き立てた剣がゴブリンジェネラルに深く突き刺さる!
痛みでゴブリンジェネラルが暴れ狂う中、突き立てた剣が抜けず… 俺は剣を放して距離を取る。
「不味い… 【狂戦士】スキルだ! 発動前に倒さないと、パワーアップするぞ!」
『ぐっ! うわぁ!?』ガッシャン!
追い打ちを狙ったジャンヌが大剣を鎧に受けて吹き飛んだ!
「喰らえ!」ドゴーン!
俺は、まだ膝立ちのゴブリンジェネラルの側頭分にハイキックを叩き込む!?
「ぐっ…!?」
「ギィ…」
タイヤを蹴った様な感触が体に伝わる… 効いて無い!?
「ギィ…?」
ゴブリンジェネラルの目が俺を捕らえる…
「ギギャアァァ!」
「まだだ!」
俺の蹴りを受けたまま、ゴブリンジェネラルが雄叫びを挙げて、俺に大剣を振りかぶる!?
俺は、ゴブリンジェネラルの側頭分に当たったままの足のスラスターを全開にした!
「ギィグッワシャ!?」ドゴーン!
勢いのままにゴブリンジェネラルの頭を地面に叩き付けたら… 耳から上が砕け散り、ゴブリンジェネラルは息絶えた!
「旦那… よく勝ったな」
アドルフ達も、無事にゴブリンランサーを倒した様だな…
「悪いが… 限界だ…」ドサッ!
「旦那? 旦那!」
「おいちゃん!」
「私も… ダメです…」バタ!
「アイナさん!」
俺とアイナは… 魔力の使い過ぎで気絶した。
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「やぁ… また来たね?」
気を失った俺は… あの時の空間で…
また、電飾神と再会した。
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