表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

11/72

「お前のせいだ! 死ね!」


「……その前に、ちょっといいか?」


「なんだ?」


「あんた…… 誰?」


暑苦しいおっさんと騎士達が一瞬、止まる…


「俺は、この【フォーブン】冒険者ギルドのギルドマスター…… 【ハンセン】だ」


暑苦しいおっさんは、冒険者ギルドのギルドマスターでした。


「デニスの亡骸を見つけ、ザコスの悪行を止めたお前達に礼をしたい! 聞いて居ると旅の者だと言うじゃないか。旅人ならば、冒険者ギルドに所属する方がいい」


どう言う意味か解らず、おやっさんを見ると…


「ギルドは、基本的に中立じゃ。何かしらのギルドに所属すると、移動した時とか身分証などの特典もあるが…… 何故、冒険者ギルドじゃ?」


「ザコスの件だが…… どうもきな臭い。だから、冒険者を増やしたい。同じ冒険者を殺し、教会を襲撃…… ザコスは下位の冒険者だ。そんな奴が…… 1人で、こんな大それた事をする理由が解らん」


「それに付いては…… 心当たりが有ります」


同じく、事情聴取を受けていたシスターが話出す……


「デニスの妹…… このシスターのアニアは、【神聖魔法】の才能が有るのです」


「「「「「!?」」」」」


「それは…… 教会内が荒れるな…… 【神聖魔法】は、神の奇跡を再現できる。使える者は教祖になれるぞ」


「何者かがザコスを使って、アニアを狙ったって事か?」


「シスターシャリア…… わたし、冒険者になります!」


「何を言うのアニア!」


「このままだと、あの子達も兄さんの様に…… わたしが冒険者になって…… 街を出ます!」


「アニア……」


「ちょっと待て、シスターの嬢ちゃん…… お前さん1人じゃあ、冒険者になっても街を出る事は出来んぞ」


「なぜです?」


「それはなぁ……」


冒険者ギルドマスターのおっさんが言うには……


中立のギルドでは…… 10歳から登録出来るが見習い扱いで、街の仕事をさせる事になるらしい。


この世界での成人となる15歳になるまでは、1人で街を旅立つ事は死に直結しやすいので…… 仕方がないな。


「無論、高ランクや種族によって違いがあるが。お前さんは…… 成人前だろう? 1人で街を出す訳には、いかん!」


「だけど、わたしがいるとみんなが!」


「おやっさん…… この街での仕事は?」


「何を急に……! そうじゃな、足りない物を仕入に行こうかと思っておった」


「なら、2日後に出発で良いかい?」


「2日後か?」


「森に迷う前に会った奴が居てな…… 捜して仲間にしたい」


「解った。準備をしよう」


「ギルマス、俺達の登録は明日で頼む。アドルフ」


「解ってるぜ。旦那」


「頼む…… 俺は【あいつ】を捜して来る」


聴取も終わっていたので、俺は1人…… 冒険者ギルドを抜けて街を出る。


「この辺りで…… 大丈夫か?」


街の森に入り、辺りの気配を探る…… 大丈夫の様だ。


俺は…… 【キャラクタークリエイト】で【二人目】の制作を開始した。


うん? 種族の項目と職業が増えてるな……!? 種族の中に【ゴブリン】の項目が有る! モンスターも作れるのか? いや、亜人系の扱いか?


とりあえず、今回も普通に【人】で作る…… 今回は【女性】を作る。


次は…… たぶん、アニアを連れての旅になる。


獣人の少女1人以外、男だらけの旅は…… 10代の少女には辛いよな。


見た目の項目が弄れる様だ…… だが、弄らない! 今回は考えてる暇は無い! 嫁を作るなら…… じっくりやりたいからな……


今回は、【凡庸型】の【僧侶】にした。


早速、呼び出すと…… アドルフの時と同じ様に扉が現れて開く……!?


「お前のせいだ! 死ね!」


扉から現れた…… 10代後半くらいの金髪碧眼の少女が鈍器で、殴り掛かって来た!?



誤字脱字報告と文章とストーリーの評価して貰えると、助かります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ