順番が回ってきた。
掲載日:2018/02/13
誰かがやらなければいけない。
そんな中、誰も挙手をしない。
そう、誰だって死ぬのは嫌だし、つらいことはある。
それでも、やらなければいけないことができた時、人は醜くなる。
「あなたがすればいいでしょ!」
「それならあなただって!」
周りからは雑音が聞こえる。
テロリストに学校を占拠され、見せしめのために最初の一人を殺される。
もちろんそれはテレビ中継され、自分の醜い姿を全国に晒す。そんなこと、皆分かっているし、それ以上に皆は死にたくはない。
そんな中一人だけ冷静だった。
周りには重火器を持ち、防護服をきた人間。勝てるわけはない。そう思い知らされたが、そんな中でも冷静だった。絶対に勝機はない。そのことを一番理解したいた。
この醜い光景をみて、こいつらは喜んでいる。なら、その毛をなでればいい。
「僕が見せしめになるよ」
そういった少年がいた。もちろんこの後、少年の醜態は世界に晒された。
だが、それ以外の人間は生き残り、その少年を忘れることはなかった。
死ぬ前に、全国に中継されている時に少年は語った。
死ぬことは怖かった。けど、死ぬことより、生きていないことのほうが怖かった。ただ、意味のない人生に、死ぬ意味をくれた。けど、僕は君らを恨むよ




