第1話 気がついたら海外
初めて書くので、稚拙な文章、誤字脱字などなど、たくさんあると思いますが頑張って書くので、よろしくお願いします。
はっと目が覚めた。
「…ん?」
するとなぜか、目の前に青い空と植物の臭いがした。
理由はわからないが、背中に柔らかい感触がある。手で触ってみると何かの草ということが分かった。
俺は昨日は普通にベッドに入って眠ったはずだ。だが明らかにここは俺の部屋じゃない。
「…いてて。」
体を起こすと全身が固まっていて痛かった。もしかすると結構長い間ここで眠っていたのかもしれない。
とりあえずストレッチで体をほぐそうと立ち上がった。
その時俺の視界にとんでもない異物が飛び込んできた。
「……は?」
今までの人生のなかで見たこともない、とてつもなく巨大な木が俺の前に立ちはだかっていた。俺の何百倍あるだろう。
巨木は金色に輝く不思議な果実をぶら下げて、その巨大さによる迫力と神聖な雰囲気をまとっている。
「え…、えええぇぇぇぇ!?なんだ!?ここどこだよ!!」
寝ぼけて家の外で寝たのか?いや、外で寝たにしてもこんな巨大な木は近所にはなかったし、それどころか日本あるなんて聞いたこともない。
「とりあえず、あ、辺りを確認しよう…。」
周囲に視線と飛ばすと、どうやらここは丘の上らしいということがわかった。だがそれと同時にこれまた巨大なものが目に飛び込んできた。
「な、なんじゃありゃあぁぁぁ!。」
まるでおとぎ話の世界に迷い混んでしまったかのような、巨大な城とその周囲にある小さな建物。明らかに日本のものではないだろう。もしかしたらここは外国なのかもしれない。
「おいいいぃぃぃ!冗談きついぞ…。こんな事現実にあるなんて誰が思うよ。朝起きたら全く知らない場所、なんて酔っぱらったサラリーマンぐらいなら経験あるかもしれないが(偏見)、起きたら海外でした、とかどんだけ手の込んだ寝ぼけ方なんだよ。」
我ながら恐ろしいと思う。今までこんなことなかったはずだが、起こってしまえば、もう自分が信じられない…。
「と、とりあえず人がいそうだからあの城に行ってみるか。誰かに助けてもらおう。」
どう説明しようか、とか英語で通じるかななんて考えながら城に向かって歩き出した。ここが地球ではない全く別の場所ということも知らずに。